【身体解説】身体が教えてくれる事

武術を通して探しているもの、求めているのは、なにかあった時のための方法ではありません。いや、正直に言えば、私の武術への入り口はそれでした。でも、これまで稽古を重ねてきて、これからも稽古を続けて行こう!という気持ちの元になっているのは、この身体への興味、そして生まれてくる理解です。
 
この目で見える身体にはたくさんの名前がついています。手・足・腕・脚・胸・背中・腰・・・、筋肉、神経、名前を個別に挙げていけばどこまでも細かく分類されていくでしょう。でも、そんな名前を私達は必要としているでしょうか?
 
名前が要らない、というわけではないんです。今でも、その身体の不思議、奥深さを求めて、日夜研究している人がいます。そして、その研究があって、私達はそこにあるものを知る事が出来ます。
 
でも、ちょっと待ってください。
名前ばかりをどんどん頭の中に入れてはいないでしょうか?
この身体の働きというか、身体そのものを身体全体で受け止めているかどうか、ちょっと考えてみてください。
 
武術を通して感じられるもの、それは自信だと思っています。この競争の社会で自分に自信を持ち続けて生きていくのは簡単ではありません。オンリーワンだぜ、と言っても、世の中では認めてくれない場合だってありますよね。それでも、私はこの人間という存在はすごいはずだ・・・と思いたくって生きてきました。武術はそんな私に感覚を通して人間という存在を見せてくれたんです。
 
・・・ややこしい前書きはこれで、おしまいにします(笑)。これまでの研究で見つけてきた身体について、感覚を通して感じられる事を、詳しくお知らせして行こうと思います。

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