このところ、興味を持って調べている事があります。
それは「宇宙」のことです。
その宇宙を物理の世界から改めて学んでみよう、と入門編を少しだけ、勉強しています。
物理の世界の宇宙とは大雑把に言って、一般相対性理論と量子力学の矛盾をどう統一するかのお話です。
今見ている世界は矛盾にしている、といわれても、実際にそれを感じる事はありませんでした。
望遠鏡で原初の星を探す事。
物質の一番小さな状態を探す事。
そのどちらも平凡な私から見れば、頭だけのものでした。
しかし、武術を通して「身体」を感じる事ができ、感度が上がってきて、これまで考えてきた以上のものが身体にある、という事を感じざるを得なくなってきたのです。
無理に信じるのではなく、自然とこの身体に次元の不思議さが生まれてきたのは予想外でした。
子供の頃、あれだけ勉強嫌いだったのに、今、なぜか、こんなにも宇宙の事を知りたがっている自分がいるのがとても不思議です。
甲野先生の言われていたとおり、興味さえ与えれば、後は自然とどんな事も勉強したくなってしまうのかもしれません。
この身体が宇宙なんてロマンチックな言葉は自分には合わない、と思っていましたが、まさに、そんな感じなんです。
身体の外にも中にも宇宙がある事が感じられます。
今見ている世界。
それは自分の持っている身体感覚が見せる世界です。
ほんの少しの経験でも、それが身体感覚が広がる事につながれば、あっという間に世界の見方が変わるんです。
毎日がちょっとつらいな、と言われる人がいます。
口に出さなくても、がんばりすぎているなぁ、と見える人がいます。
外に目を向けてダメなら内側に目を向けるといいかもしれません。
反省をたくさんしてきたなら、外へと向かう力を探してみるのがいいかもしれません。
一応、今分かっている科学の世界のお話では可能性は無限かもしれないそうです。
ちょっとでも楽しく過ごすために、科学も武術も使う。そんなスタンスでいいと思います。
一緒に勉強しましょうね。