身体は塊、心はつながり

武道の世界に限らず、日本には「心身一如」の考え方が広く伝わっています。

 

しかし、心と体をどう扱うか、というと、それを確かに感じている人は少ないようです。

武術を通して身体感覚を掘り下げ始めて20年経ちました。

これまでの稽古はまさに、身体を理解していく作業でした。

そのおかげでずいぶん、身体の扱い方がわかってきました。

身体がわかってきて思うのは、身体の扱い方は心の扱い方の逆なんだな、という事です。

 

 

今、世の中に広く広がっているのは心の扱い方です。

  • 嫌な気持ちになるのではなく、楽しく過ごそう。
  • 相手を許し、感謝しよう
  • ないものを探すのではなく、もっているものを自覚しよう
  • 私たちは一つ、つながっている

これらは人生訓の中にもたくさん伝えられています。

 

争いをせずにみんな仲良く。

みんなそれはわかっていて、望んでいるのに、実際は争いばかりです。

 

もちろん、目に見える争いは減ってきています。

でも、実際には経済、勉強、生活、スポーツ、権力争いばかりです。

 

心はつながっている、それは確かです。

どんな心が自分にやってきても自分が欲しい気持ちをぶらさずにまっすぐ生きていけるなら幸せです。

でも、実際はちょっと横の人がイライラしているだけで自分の気持ちもイライラします。

 

 

そういう弱い心を自覚した人はぜひ、身体の方を試してみてください。

身体は「塊」です。

自分だけのものです。

 

そして自分のその身体は認識を変えていけばいくほど、どんどん強くなっていきます。

身体を通して感じられる自分はどんどん大きくなり、固くなり、速さを持ちます。

塊ですから、他人とはいつも、必ず、ぶつかります。

ぶつかった瞬間、エネルギーが少ない側が弾き飛ばされるんです。

 

ぜんぜん、みんな仲良くではありません(笑)。

 

なんでも弾き飛ばす力を持っていれば好きなところへ行き、好きな経験ができている、といえます。

この楽しさは簡単に理解できます。

 

でも、実は弾き飛ばされても、楽しいんです。

弾き飛ばされたとき、その経験から学ぶことができるのが身体です。

 

確かにここに「ある」身体だからこそ、経験から学び、工夫をして、違う進み方が出来るんです。

 

心はつながり、仲間を作ります。

身体は塊、敵を作ります。

 

「敵」と考えるとつらく思えるかもしれませんが、他人を他人のまま認めるからこその楽しさもあるんです。

 

心、心、とちょっと疲れちゃった人はぜひ、身体の扱い方を試してみてください。


Warning: extract() expects parameter 1 to be array, string given in /home/users/1/sub.jp-karadalab/web/wp-content/themes/xeory_base/lib/functions/bzb-functions.php on line 314

SNSでもご購読できます。