3日の日曜日はなごや福祉用具プラザさん主催の地域介護者教室の2回目。
タイトルは「介護者」とありますが、2回目、という事もあり、
「介護」だけではなく、「生きる」という所まで踏み込む事ができて楽しかったです。
楽しい時間と場所を作っていただき、ありがとうございました。
この1ヶ月、伝える話の中心は「くるくるまわる」という事。
そこで、講座のたびに皆に聞いています。
「最近回ったことありますか?」
ほとんどの方は「ない」と答えます。
きっと、みんなそうですよね。
大人は回らないんです。意味がなければ。
例えば、ダンスや踊りをしている人なら、回っていますよね。
どうりで、楽しそうなはずです。
でも、この時代に普通に暮らしていて、くるくる回ることを日常に取り入れている人は少ないはず。
この1ヶ月、観察してみたんです。
大人は回っていませんでした。
でも、子供達はずっと、みんな、回っているんです。
とにかくあっちにもこっちにも興味があって、興味の赴くまま、動くと、結果的に回っています。
そういえば、うちの子もそう。
おーい、と呼んでも真っ直ぐには来ません^^
そして、寄ってきたかと思うと、回せだの、飛ばせだの、静かなときがありません。
とにかく、「動いて」いるんですね~。
介護者教室でも、この「回る」体験をしてもらいました。
頭で考えれば、「?」がつきます。
しかし、そんな「?」をつけた頭でも回ってみればスカッとして、動きに切れが出るんですよね。
感覚を言葉にしながら、丁寧に伝え、
自分がすでに持っている力として理解してもらいました。
回る動きを発見した当初、この回る動きは具体的に「体」を回すことで活用していました。
先週の水曜日、事任八幡宮で行われた杉山開知さんという方の暦の話を聞いてから
体にも変化が出てきたんです。
お話の楽しさは数日前の日記にも書きました。
数日たって、まさかこんな感覚につながるとは思いもよりませんでした。
ちょっと話しを聞いてください。
暦とはつまり、「宇宙」の事を考える、という事と勝手に理解をしました。
太陽を中心に惑星がグルグル規則正しく回っています。
それまで、「回っている」という知識どまりだったんでしょうね。
それが、今、目をつむると、
その太陽を中心にして惑星がグルグル回っているイメージが生まれてくるんです。
イメージは体を変えてしまう力を持っています。
グルグル回る星に引かれる様に、自分のカラダの中が動き出しているんです。
それまで「止まっていた」カラダが、中で動き出している・・・。
講座にこられている方にはお話をしていますが、
どうすれば回り続けられるだろうか・・・というのが今の僕のテーマです、
という話をしていました。
実際に体をぐるりと回せばいいのですが、武術ですからね、
なかなか相手に背を向けるわけには行きません^^
外観では分からないような動きをどうすれば出来るだろうか、と考え、
1つの方便として出てきたのが「めまい」でした。
実際に、この方便はかなり有効だったものの、
「めまい」ですからね、長続きさせるのも大変です。
なにかないだろうか・・・そんな事を考えていたからかもしれません。
星のイメージが自分のカラダを動かしている事に気づけたんです。
自分という存在が常に、「止まっている」のか「動いている」のかはとっても大きな問題です。
ほとんどの人は比べてもいません。
だからこそ、どっちが・・・という判断もできないはずです。
それでも私達のカラダは動き続けているんです。
その動きのリズムに乗っているときはとっても気持ちがいいんです。
このリズムがなんなのかは分かりません。
人の持っているリズムなのか、地球のリズムなのか、もっと大きく宇宙のリズムなのか・・・
もっと自然を感じて生きたい、そう考えていましたが、
そんな事を考えなくても自然の中に僕らは生きています。
ちょっとした気づきで世界が変わるんだなぁ・・・
改めてこの世界に出会えた事を嬉しく思いました。
世の中を楽しくするためにいろんなものがありますが、
ちょっとその場でくるりと回ってみてください。
そんなちょっとの事でも今いる場所が楽しくなりますよ。
だまされたと思って・・・、ね。