子供達との間でこんな「遊び」をした事があります。
背中をあわせて座り、手を組み、そのまま、手を使わずにバランスをとって、立ち上がるという遊びです。
力があっても立てません。でも、ペアの二人がバランスをとる事で、「軽く」立ち上がることが出来ます。
今日の講座で、添え立ち「風」で遊んでみました。
技をかける自分だけが上げるのではなく、相手にも立ち上がってもらうのです。
この時、息を合わせれば簡単に、気持ちよく立ち上がれます。
しかし、息を合わせる事は簡単ではありません(笑)。
どうしても、「上げたい」という気持ちが先に行き、立ち上がろう、とする相手の気持ちと合わないんです。
気づいた感覚というのは、自分の仕事、役目を「上げる」という視点から、「サポート」をする事に変えるということです。具体的にどうサポートするかというと、「浮き」を意識すると良いみたいです。
両足裏の感覚を意識して、浮いてみるように立つのではなく、浮いているように、後ろから、抱いてみる「だけ」です。後は座っている人に、立ってもらいます。
結論から言えば、もう、信じられないくらい「軽い」んです。
今までなかった見方です。
つまり、目の前の人は動けない人だと思ってしまっていました。
でも、そうではないんですね。
動ける事がまだ、ある事をわかって、それをサポートするように導く事ができるかもしれない、そう思えました。
今日、これから少林寺拳法の稽古です。
武道の技の中で、この「サポート」する、という視点で技を研究してきます。
いったい、どうなってしまうのか・・・^^