モノと身体の関係について面白い現象をお話しておきます。
「エネルギーが高い」と言われるものがあります。まぁ、そういうものは大抵お高いんですけど(笑)。
私達はお高いものには価値があり、安いものには価値がない、という価値観を持っていますからね。
まぁ、どんなものでも、どんな価格のものでもいいんです。そこにモノが「ある」としましょう。
さて、これが私を救ってくれるんでしょうか?
もちろん、救ってくれる、と信じられているなら良いんです。最初にもお話しましたね。でも時々、それが怖れから生まれている時もあったりしませんか?
いったい、どんなエネルギーが私の中に入っているのか??
勝手に入ってきては不安です。現代人ですからね、理由がしりたいって普通だと思います。
エネルギーが測定できるのなら、簡単ですね。でも、そんなのはありません、あったらウソです(笑)。
自分にとって、どうなのか?
どんなにエネルギーがあっても、自分の力にならないものなら役に立ちません。
自分の変化をどこで感じ取れば良いのか?心でしょうか?でも、心はコロコロかわりますからね・・・怖くない、と思っても、やっぱり、怖い、ってなっちゃいます。
そこで、身体が登場します^^
心と身体は一つのものなんですよ、みんな言ってます(笑)
なのに、それを信じられない人が多いのはどちらかに振り回されているからです。使いやすいのはおそらく、身体です。身体操作によって、心を落ち着かせる事ができるんです。呼吸法なんかはその代表例ですね。
呼吸をすると、気持ちが変わります。
でも、実は、「モノ」にも私達の心をかえる力があります。その強さをエネルギーって考えてみると、自分の身体に相性の良いものがすぐわかります。
これはエネルギーが高いから、ってのは頭に対してのアプローチです。
薦めてくれる人にとってはそうだったんでしょう。
また、高価なものは良いものだと思いたい気持ちがエネルギーを引き出してくれる場合もあります。
でも、頭に働きかけた場合、裏切られた・・・と感じてしまうと、働きは逆転してしまいます。使い方が難しいんですよね。
でも、身体は大抵、無意識です。
どうですか?今、血液の流れや心臓の動き、神経の働きを「意識」でコントロールしている人っていますか?いませんよね。身体が勝手に、必要なものといらないものを選別してくれているんです。
自分と相性の良いものを持ったとき、身体がすっと軽くなるはずです。最初はわかりにくいかもしれません。でも、そのわかりにくさを武術の技は埋めてくれます。自分に生まれた力を実感したとき、もう、それは疑いようのないものですからね。
自分が思う事、これが頭です。それとあわせて、自分が感じているものがあるよ、と考えながら遊んでみてください。