【反射神経】その9 武術は自分を確かめられるからいい

その1 もう一人の自分がいた

その2 わからなくても、大丈夫!

その3 指先がかってに動いた

その4 もう一人の自分との出会い

その5 「自由な自分」と「困っている自分」

その6 分離と統合、親子関係について

その7 自由な手があれば、自由な足もある

その8 地球を親と考えてみる

武術の中では「浮き」という感覚が重要になりますが、地球、地面、重力を意識し始めて、その浮きをこれまでで、一番はっきり感じたのです。

楽しいときは自分の体の重さを感じる事はありません。ウキウキする、と言いますよね。そういう経験は皆さんにもあるかと思います。しかしそれは「楽しいこと」があってこそ現れる浮きです。武術の状況は目の前に自分を襲ってくる敵を想定しています。楽しい事とは間逆な状態です。ウキウキするどころかズブズブと足を取られてしまいます。

そんな状況でも浮く事ができそうだ、そう感じたのです。

自分が浮けているのか、浮けていないのかは、稽古すればすぐに分かります。これが鈍感な自分でも道を外さず、成長し続けられた秘密です。相手と衝突し力がぶつかった瞬間、浮いていることができると、滑らかに相手を崩して行くことができますからね。自分が一番よくわかるはずです。

地球の力を借りる、そう言葉にするともの凄く恥ずかしくなりますが、それでも今私たちは地球の上にいるということは紛れも無い事実です。恥ずかしさに負けるというのも地球にひっぱられている証拠なのかもしれませんね(笑)

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