【冊子】宇宙の話

ちょっと気分を変えて宇宙の話をしておきましょう。
 
 
 
これまで宇宙の事を考えてみても、そこに出てくるのは全部、イメージのものでしかありませんでした。
しかし、首の7番でバランスを取って、筋力ではない力を生み出せる事に気づいてから、この力は将来、宇宙に暮らすようになったら「当たり前」の力になるんだろうなぁと考えるようになりました。
 
 
 
今、私たちが「当たり前」に使っている動き方は重力によって、身体を地面に押し付けられているからこそ、可能な動きなのです。
しかし、宇宙のような無重力空間に身をおいてしまえば、目の前のボタンやスイッチを操作するのも大変なはずです。
 
 
 
それでも、人は「どんなところにでも」適応し、生活していくことが出来ます。
重力のない世界に身をおけば、練習すること無しに、そこの環境に慣れていくはずです。
バランスの力とはまさに、それであり、踏ん張っては絶対に出てこない力なのです。
 
 
 
踏ん張って出てこないというのは、説明が足りませんね。
両足の踏ん張りを7番の骨がバランスを取ることで、両足にかかっていた力が均等になり、腰の中が浮いてきます。
その浮いた腰が動くことで、力が生まれる、という仕組みです。
 
 
 
そこに、身体の大小はあまり、関係有りません。
 
 
 
そこで、宇宙ってなんだろう?と考えるのです。
なぜ、宇宙では変わるんだろう?
無重力ってなんだろう?と。
 
 
 
今回宇宙を「縁」という面から考えました。
宇宙には「縁」が極端に少ないです。
広大な宇宙で衝突すると言うのはものすごい確率ですよね。
しかし、私たちは、この地球で生きていれば常に、衝突がそこにあります。
 
 
 
人と人との衝突はもちろんですし、目の前のコップをつかみ、飲むという動作も、コップと自分の衝突です。
なにより、地面と自分、地球と自分が常に衝突しています。
 
 
 
その衝突が限りなくゼロな世界が宇宙なんじゃないだろうか?
そう考えたのです。
 
 
 
今、目の前に苦しいことがあるとします。
きっと、辛いです。
嫌に「見える」縁がたくさんという事ですね。
 
 
 
では、それが全部、なくなってしまったら・・・。
誰も周りにいない、なにもない。なにも見えない、感じられない。
さて、この瞬間、自分はどう生きていけばいいのか?
まだ、答えは見つかりません。
 
 
 
しかし、命が尽きる瞬間、自分がその状態すらを楽しめるようになっていたとしたら、どうだろう?
その楽しむ力を生きていく中で磨いていくことが生きると言うことではないだろうか?なんて、考えています。
 
 
 
なぜ生きるのか?
それを考えさせてくれるのが甲野先生の武術だと思います。
ぜひ、自分の生き方を自分の身体を通して、考えてみて下さい。
 
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