鳴海・岡崎中日文化センター
鳴海・岡崎とも1ヶ月ぶりの稽古。
今日のテーマも足運びです。ただ、単純に歩く、というよりもより「雀足」に近くなってきました。
当初、歩幅が広く使えることに注目していた歩き方ですが、大切なのは長さではなく、意識、意思だということが分かったからです。一足で三足分歩くことの出来るこの歩法、最初の一足に意識が出るのは仕方ありません。その後二足が進んでいるときの「考えていない」感覚が大切です。
雀足として行うというのは、その場で足踏みが出来るほど「小さく」動くということです。動きを小さくしても働きを失わないように出来れば、技への応用が拡がります。
抱き起こすとき、添え立ち、浮き取りをするときにもこの雀足を使うと、相手の緊張が取れ、スムーズに行えます。・・・いや、相手のというよりも自分の中の緊張が無いからこそ、相手にも緊張が生まれないかもしれません。
この緊張に注目すれば、人と会って何かをするときに生まれる緊張感(それが好きな人でも苦手な人でも・・・)を感じたときに、無意識に生まれる緊張感を解くきっかけになるかもしれません。
今の時代、人間関係で悩む人は多いですから、ヒントになりそうです。