【思考実験】

【思考実験】古武術ダイエット

今回は趣向を変えてダイエットの話です。
実は、ダイエットに関しては色々と苦労がありまして、結構詳しいんです(笑)。
まぁ、減量といえば、ストイックな感じもあって、ちょっとかっこいいですが、全然、そんなものではありません。
世間一般的に言われる、もうちょっとやせたいのに・・・という悩みと同じです(笑)。

そんな悩みもやっぱり解決するのは古武術的な発想と行動です。(なんでも使っちゃうんです^^)
いつも、90キロが見えそうになってくると、そろそろだな・・・と動き出します。
いや、普段から摂生してれば問題ないでしょ、というのは分かるんです。
でも、それが出来ないからこそ、困ってるんです!!まぁ、太っている人にしかわからない悩みかもしれません(笑)。

今日は、体重が気になる人へ、稽古のときの雑談の雰囲気でお伝えします^^いつも、稽古、講座はこんな感じです。なんでも、思ったこと、感じた事を話し合います。

甲野先生に出会って大きく変わったのは「稽古の方法」です。それまで、稽古、練習とは苦しいものであり、義務感の伴うものでした。毎週、決められた日の決められた時間から、同じように組み立てられたメニューを何年も、何十年も淡々とこなしていく事こそ、真理への近道だ・・・と思い込んでいたのです。いや、むしろ、それ以外の練習方法を知りませんでした。

甲野先生はそんな稽古は役に立たない、といわれます。先生とお会いした際にも、稽古は常に一回稽古制でした。つまり、その日、自分の中に稽古をしたい、という自発的な心が無ければ、稽古できないようになっていたのです。そこには義務感も無ければ、強制力もありません。

自分が求めて稽古をしていけば、いつのまにか上達をしてしまう「場」こそ大切だ、と考えられていたんじゃないかと思います。実際、その自発的ココロと向き合い、従う経験をする事ができたことで、これまでの16年、ずっと楽しく熱意を失わず、続けて来れました。

 
 
おっと、ダイエットの話でした(笑)。
今回のダイエットはこの稽古法に似ています^^
つまり、義務感をもって向き合うのではなく、自分の中で自発的に、つまり、楽しくワクワクしながら向き合う事で、自然と結果がついてくるようにしてみたのです。
 
具体的な事をお話しましょう。
体重とは簡単に言って、運動と食事です。もちろん、メンタルな部分もありですが、それは全部、運動に入れてしまう事にします。
運動は特別になにかをしてもいいですが、イヤイヤ、無理をして運動してしまうと、後で反動がきて大変な事になります。わかりますよね(笑)。というわけで、そのまま、今のままの自分で結構です。

今回、主に、食事を考えて、工夫してみました。
具体的には肉類、ご飯類を抑え、野菜をもりもり食べています。
まぁ、良くあるタイプのものです。

どんなダイエット法もきっと、その通り「やれる事ができれば」、体重は落ちるはずです。
でも、実際には体重が落ちても、後で、リバウンドがきたり、イライラします。それが出来ないから、みんな困ってるんですよね。

というわけで、なにをしたかと言うと、「キライをスキに」なってみました。
まぁ、私を知っている人にはあえて言わなくてもいいんですが、お肉とご飯が大好きだったりします(笑)。まぁ、当然、太りやすい食事です。
それが、ある事をする事で、それまでキライだった野菜が好きになり、結果として、好きな野菜をもりもり食べて、幸せな気持ちを得ると共に、総カロリーは減ってしまう、という良い循環に入る事ができました。
 
あぁ、メンドクサイ事を!!と思っている人の声が憎らしい(笑)。こういう苦労をずっと、続けてきているんです^^体重が気になっている人にはちょっと、力になれそうです。
 
 
その「ある事」ですが、何かといえば、「コンビニでサラダを自分のお金で買った」、という事です。たった、これだけの行動が、その後の私の心の中を変えたのです。
野菜食べなさい!とは子供の頃から母親に言われ続けた言葉です。大人になっても、肉ばっかり食べてると病気をするぞ、と社会から強いメッセージを受け続けていますね。
このメッセージを受け入れて、野菜を食べても、それは義務感の結果として食べている事になります。自分の興味からではありませんよね。無理やり食べたキライなものはおいしくないんです。いや、おいしいかもしれませんが、おいしいところを見つけられません。
食べれば食べるほど、身体には良いでしょうが、心にはひずみを作ります。その我慢がいつか、はじけて、また、元通り・・・まぁ、こんな感じです。
 
 
 
しかし、自分のお金で買ったサラダは自分のものです。自分の一部と言って良いかもしれません。自分のものとなると、今度は逆に捨てる事が惜しくなります。捨てられないなら、取り込むしかありません。食べてみると、不思議と、そこに味わいがでてくるんです。それまで、あまりおいしいと思わなかった野菜に味があり、おいしいところも見えてきます。
一つでも、良いところが見つかってくれば、その食事の時間はハッピーな時間になります。どれだけ食べても野菜は野菜です。それでいて、食べ物の入る胃袋の大きさなんて決まっています。結果的に、カロリーを取ろうと思って、「無理」という事になり、体重が「落ちる」という事になります。
 
 
 
なんか、ムダに長くなりました(笑)。まぁ、雑談ですからね。役に立ててくれれば嬉しいです。
ちなみに、さぁ、ダイエット開始~からおよそ40日。88キロあった体重は80キロぐらい。この2,3日80キロのカベを前にヤキモキしています(笑)。
 
ここで、まとめ。
義務感、我慢は絶対ダメ。楽しくやる事。
そのためには野菜をスキになる。僕はそれを「買う」という事でやりました。
 
たまにはこんな話もアリですよね^^

【思考実験】ストレステスト

体に教えてもらえる事を少し、書いておこうかな。
最近、ストレステストが話題です。武術はまさに、ストレステストなんだと思うんですよね。
どういう事かというと、今の時代は機械やサービスが進化をしたので、安全に暮らして行けるようになりました。何かあっても、必ず、助けてくれる人がいます。
その人やサービスを信頼して、心穏やかに過ごせば、それも一つの方法ですが、なぜか、私たちは、ちょっとしたアクシデントに驚き、平常心をなくします。
パニックを起こすことで、本来は大丈夫だったことでも、うまくいかなくなってしまうのです。痛い目をしてから、あぁ、あんなにも、取り乱すことはなかったなぁ、と、反省しても、別の場面ではまた、繰り返してしまったり(笑)。なかなか、難しいです。
 
 
 
そこで、ストレステストです。自分が一体、どれぐらいのストレスに対して大丈夫なのかを、「事前に」知ることができ、なおかつ、そのストレスによって、パニックになったときに、新しい解決法を生み出し、乗り越えていく強さを身につけることができます。
 
 
 
他人との比較でできる、できないのではないんです。自分の中の「限界」を見つけ、その限界を伸ばしていく事をします。
 
まぁ、理想はそれですが、自分の名誉なんかが、大きくなると自分の限界を見ないようにしてしまう場合があります。自分個人だけではなく、組織を守ろうとしてもです。失敗したくない、って気持ちが生まれたら赤信号です。ストレステストですからね、失敗しなくてはいけないのです(笑)。
 
どこが限界なのかが見つかるというのは、出来ない事を見つけること、つまり、失敗するという事です。その状況を分かった上で、なにをするのかを試すのです。もしかしたら、何も考えずに、体に任す、というのもありかもしれません。
 
失敗を恐れるな!とはよく聞く言葉ですが、それをちゃんとやれるようになれるんですよ、武術は。もっと上を目指したい人、今、困っていることがある人にとって、解決への最短距離になるものだと思います。どんな事にでもです。

変身願望

ウルトラマンを見て、あこがれて育った世代の僕らにとって、「変身」という言葉は特別な意味を持っている。仮面ライダーも戦隊ヒーローも変身する。今の自分とは違う存在にスイッチ一つでパッと変身できるヒーローに憧れてきた。
 
そんな幼い心も、年齢とともに現実を知ることになるけど、変身したいという願望が消えるわけではなく、表に出てこなくなってきただけ。自分以外の誰かになりたい、なんて思いは、テレビの中では楽しいことだけど、変身する前の体を持っている者としてはツライ。
 
 
資格取得もダイエットも変身する方法の一つだと思う。おしゃれを楽しむのもそうかもしれない。納得できるまで、どんどん変えていけばいいわけだ。
 
 
自分が変わっていく方法を持っている人、感じられる人は幸せだ。考えてみると、私は武術以外に自分が変われると感じられる事が全くなかった。なにをやっても、上手にできないことで、やっぱり自分は…と思ってしまうし、ダイエットやオシャレもうまくいった試しがない(笑)。これといった趣味も見つけられず、楽しいことがドンドン減っていくことに恐れを持っていた。
 
そんな中、武術だけはものすごく楽しいのだ。この楽しさはほかのものとは比べようがない。新しい動き方を見つかることで、出来ることも増えるけれども、その出来ることが楽しいわけではない。だって、それは機械やサービスの力を借りるともっと楽に、大きな仕事ができるのだから。
 
 
なぜ、こんなにも楽しいのだろう?その理由が「変身」にあったことに気がついた。そう、まさに、身体が変わるという事が変身そのものだったわけ。しかも、今までの自分を否定しての変身ではなく、ずっと、自分の中にちゃんと、いてくれた事が余計に嬉しい。
 
 
見かけはなんにも「変わらない」。でも、新しい動き、感覚が生まれた後は、それまでの自分とは全く違う自分になっているのを感じる。よし、ドンドン変身して行くことにしよう(笑)

量質転化と稽古

甲野先生のメールマガジンが届いた。普段、普通の本には出て来ない話や、動画を交えた技の解決など、マニアにはたまらない内容。
コーナーの一つに質問コーナーがある。長いおつきあいをさせてもらっても、なかなか、言葉で先生に聞くことができません。僕の性格の問題なんですが。聞きたかった事をうまく、言葉にできないんですよね。
その聞きたかった事が、聞けるんです。今回の質問は地道な稽古の良し悪し、量質転化についてでした。
稽古は練習と違って、苦労が結果に結びつきません。何かに、ひらめいた時にはもうすでに、「出来そう」だ、という予感がやってきます。それまで、やった事がない事でもです。いや、それを目的にして練習してしまうと、逆に出来なくなってしまう事かもしれません。
根本的に何かが変わるんですよね。変わった!って感じられる時は不思議です。今まで見て来なかった自分なんですけど、その自分はずっと、自分の中に居てくれた感じがします。だからこそ、自信を持つ事が出来るんです。忘れていた自分なのかもしれませんね。

ココログとiPhone

iPhoneが便利で手放せなくなっている、というのは言い過ぎかもしれないけど、生活の中で必要な仕事がこのiPhoneがあることで楽に出来るようになってくる。
今、この記事もさっきみつけた、iPhoneのココログアプリで書いている。それまで、iPhoneのSafariでログインして書いていたこともあったけど、細かいところが動詞でもって使いにくくて、ヤッパリ、パソコンだな、となっていた。
特に、難しいことをしたいわけではなく、ただ、簡単に記事の更新が出来ればよかったのだ。さすが、専用のアプリ。記事を書いて、カテゴリを設定して、更新。これは楽チン!
考えてみると、ホームページを作り始めたころ、全部手打ちで作って更新していた。一つページを作るのはものすごい大変なことだった。そのうち、ブログが出てきて、更新が簡単になり、さらに、xoopsというシステムを使うようになり、講座、稽古の告知と募集、申し込みまで簡単にやれるようになった。ありがたいけど、その分、なにかを忘れてきてはいないだろうか?と心配になってりして(笑)
きっと、この後も進化は続くんだろうなぁ。僕のiPhoneの中には音声認識のアプリや、手書き文字をテキストにするアプリもはいっている。あんまり、使ってないけど(笑)
考え終わったことを書き出すにはそういうアプリが役に立つけど、頭の中を探って、言葉を探すには結局白い紙と鉛筆がよかったりするんだよな(笑)