【身体感覚の足跡】腕の並列処理

腕の中には力が流れやすい「ルート」があります。そのルートは経絡のルートに似ていました。電池の工夫で際立つのが真ん中のルート。それとは別に、親指ルート、小指ルートがあります。
 
電池のルートは崩れにくく、力強いですが、親指は肩に詰まりやすく、小指は稼動域がちょっと物足らなかったりします。
最初、流しにくかったものも、徐々に手早くなってきます。
一つ流すのも精一杯だったものが、相手の動きにあわせて、スイッチを変えるように、流れを変化させる事が出来るようになります。
 
相手を崩す、というのだけであれば、一つのルートだけをより、力強くさせてもいいでしょう。でも、楽しいのは自分の身体の中にそれまで知らなかった事がどんどんと表れてくる、という事です。なんの不思議もないと思っていた腕の見方がどんどん変わっていきますよ。

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