【身体感覚の足跡】「流れ」を感じて「それ」をみる

人間がなにから出来ているのか、「正しい答え」は科学者にでも任せておけばいい。でも、自分の中ではぼんやりとでもいいから、考えておいた方が良いと思う。ちょっと嫌な事に出会ったとき、それだけで、自分のすべてが壊れてしまった、と考えるのと、自分の中の様子を探り、なぜ、今自分は嫌な気持ちになっているんだろう、と考えられた方がきっと楽しい。
 
武術とはそういう困ったときにどう対応すればいいのかを教えてくれるものだ。安全対策を完全に出来たとき、危ない事には出会えなくなるだろう。危ないって事がどういうことかもわからなくなるかも知れない。でも、今の段階ではそんな状況はありえない。あえて、危ない場面を作って、困った時にどんな事をすればいいのか、自分に問いかけるのだ。
 
精神的に不安定になるという経験をすると、自分がなにに囚われているのか気づく事ができるようになる、貴重な経験なのだ。前向きに考えると、自分が自分以外のなにかと精神的に繋がる、という事ができる気づきになる。
 
今から話をするのは言葉にしにくい。それでも、こういう気づきを経て、今の自分があるので、避けては通れない。詳しくは稽古のときに聞いて下さい。
 
稽古の中で名前の付けれないものを見た事がある。変な話ではあるんだけど、当時「それ」と言って解説をしていた。目の前の相手の首の後ろぐらいに「それ」を見つけて、それの動きにあわせてこちらの動きを変えていくと、楽々相手に入っていけるのだ。精神的な技に惹かれていてはいても、実際にどうすれば良いのかわからないレベルだったから、妙に興奮したのを覚えている。あんなに興奮して稽古したものも今では懐かしい思い出になっているし、もっとややこしい気づきもあったりするのだから、人間ってのは奥が深い(笑)。
 
あると思った人には見える、そんな程度のものかもしれない。でも、頭ではわからなくっても、身体にはそれがわかっているんだと思う。その身体がわかっている事を救い上げるだけの「余裕」が欲しい。だからこそ、危険を味わい、研究する稽古が必要なんだと思う。
 
車でも、自転車でも、自分に向かってきているものはわかる。ドキッとするからね。剣先を向けられればやはり、怖い。でも、ほんの数センチずれていれば気にしないで済む。授業中、自分が怒られているのか、後ろの席の奴が怒られているのかはわかるはずだ。そのときも具体的な動きではわからないレベルのものを受け取って、判断しているんだと思う。思考停止にならなければ、絶対に感じ取る事ができる程度のものだと覚えて置いてください。

 

 

ちなみに、その当時の様子を講座の資料として配ったものがあります。

参考にどうぞ。

カラダラボのダウンロードページの5月号、「流れ」を感じて「それ」を見るです。

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