立ち方の三角、座り方の三角、手の内の三角、肘の三角、肩甲骨の三角、寝ているときの三角、考えられる限りの三角を考え、工夫をしている。実験、検証、また実験の繰り返し。
今日の定例稽古で一番の技は股関節の三角。
本当は股関節と言うよりも、仙骨のあたりに意識が持てないかと工夫をしていた。
ただ、やはり、仙骨は感覚が鈍い。今のレベルではちょっと無理な感じ。
意識をしようとすると、股関節が動いてしまう。
ただ、それが良かった。
おぉ、そうか、股関節は左右、バランスよく重心が動くんだな、と当たり前の事に気づく。
そして、この左右のバランスをお尻の穴あたりでバランスをとるのだ。
おしりの筋肉は様々な修行の方法に使われる。なるほど・・・意識しなくてはいけないのはこのためか、と勝手に納得してしまった(笑)。
左右の股関節とお尻の穴を意識して、その三角を維持するようにすると、そこから動き出す事ができる。今出来る限り、一番相手から遠い場所だ。押さえている相手もそこから動かれると、いきなり、腰を浮かされる感じがするらしい。伝わっているし、盗む事も出来るみたいだ。
ひとつひとつ、薄皮をはいでいくような稽古。