肘先をどうすれば消すことができるのか?肘を浮かせるように、三角を作ったり、肘を伸ばして、関節を消してみたり・・・作っては壊しの連続です。
ふと、折りたたむ動きが有効だと気づき、前腕に身体をよせるようにしてみました。
荷物を持つときに、腕を曲げて荷物と近づくように・・・とは「当たり前」のコツですが、その当たり前に惑わされて、微妙なコツを見逃していたようです。
折りたたまれた形はわかっても、その形を作るのに、前腕を上腕に寄せるのか、上腕に前腕が寄るのとでは正反対です。普通、前腕を動かして、持ち上げてしまいますね。前腕を動かさずに、すっと、身体をよせて、折りたたまれた形を作ります。
すると、上腕そのものを掴まれた時のような軽さが生み出せます。なるほど・・・肘先がぶら下がっていたんですね。
そういえば、昔の日本人は手の位置が決まっていたといいます。今でこそ想像もつきませんが、職業、身分によってそこまで姿勢が決まっているのは窮屈だと考えるかもしれません。
でも、手の位置が決まっているからこそ、手のブラブラがなくなり、体幹部の動きが生きてきそうです。
緊張して、落ち着かない状態になったことありませんか?手がブラブラ、足がフワフワしていれば、その落ち着かなさは加速します。また、身体を使って、落ち着かない状態をひとつ、改善できるかもしれません。