【リアルタイム】上腕の弱点を探す

上腕の技がずいぶん見えてきたので、そろそろ、弱点を探したくなってきました。いつも、こんな感じです。今の技を完璧なものとして、それに文句をつける人を排除するのではなく、自分がその技の一番の弱点を探すのです(笑)。
 
とはいえ、なかなか完成度が高いこの上腕。どうしたら自分の中に「不安」が生まれるのか、良くわかりません。そこで、頼りになるのが、稽古の仲間です。とにかく、技を受けるときに、これでもか・・・と工夫を凝らしてもらいます。
 
そのためには「驚く」事をやめてもらわなければなりません。武道の世界に限りませんが、よく幹部が師匠を立てるために、ヨイショし続ける場合があります。あれは、組織を維持するのには多少の効果はあるでしょうが、技の進展で言えば最悪です(笑)。身近で接している人ほど、その技に対して驚くのではなく、当たり前へと、進歩していかなくてはならないですよね。当たり前、だからこそ、自分にも手が届くわけです。
 
さて、話をもとに戻しましょう。とにかく、弱点を探したいのですが、思いつくのはぐっと持たれる場合ではなく、掴まれて、振り回される事ぐらいです。振り回されてつらいのは、その技のキーとなる部位が上腕から脚へと変わるからです。いくら、上腕に緊張が無くても、振り回される事で、踏ん張ってしまうと、バランスが崩れます。
 
他にないかなぁ・・・と探していると、ある人が、この上腕を両腕で抱えてくれました。その瞬間、久しぶりに「不安」が顔を出しました(笑)。自分の中に困ったなぁ、という感情が表れるのをこんなにも待ち焦がれられるなんて、幸せです(笑)。
 
なんだ、これ?と状況を確かめていると、相手自体が前腕に頼らず、上腕を絡めて、締め上げてきています。なるほど、この形なら強いはずだ。相手の姿勢にまけ、つい、肩が挙がってしまいます。
 
さて、また、明日から楽しめそうです。

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