【反射神経】その4 もう一人の自分との出会い

その1 もう一人の自分がいた

その2 わからなくても、大丈夫!

その3 指先がかってに動いた

早速、道場にいたみんなにこの発見を伝えました。普段、体全体で動こう!と指導していましたから、全く違う言葉で興奮を伝える私を見て、誰もが戸惑っていました。(古い付き合いの人はまたか、と笑っていましたが・・・)

それでも実際に技を受け、自分で、指先で動くことを試してみると、みんな私と同じようにその効果に驚いていました。

ただ、この時はまだ「もう1人の自分」への入り口に過ぎなかったのです。
指先から動く方法はこれまでの動かし方とは全く違う動き方ですが、それでもその動きを「しようとする自分」はこれまでと「同じ自分」です。

しかし、自分の中はも1人普段、影に隠れて自分をサポートしてくれている自分がいるのです。

冬の寒い時期でした。道場の中のストーブの上でヤカンが湯気を上げて私たちを温めてくれていました。ふと指先がヤカンに近づいたんです。その瞬間、ものすごい速さで指がヤカンから離れ、戻ってきました。なんのことはない、熱いものに触れて反射神経が働き、勝手に指が動いたのです。

あれ?
この動きはどこかで…、そうです、指先から動かしていた「あの動き」とそっくりだったのです。

何度かヤカンに指を近づけて反射神経を確かめました。はぁ、これが反射神経かぁ。そんな、当たり前のことに感心している自分が不思議でなりません。全く知らないことを習うから楽しいのではなく、自分が無意識にしていたことを体で確かめられた瞬間程、幸せな時はありません。

私は子供の頃から「運動神経はない」と考えて生きてきました。でもそれは間違いだったかもしれません。熱いものに触れそうになって、自分の体が勝手に動いたこの反射神経。自分は速く動くことができる存在だったのです。にもかかわらず、子供の頃の経験から自分は速く動けない、どんくさい人間なんだと思い込んでしまったみたいです。

おそらくその動けないと思い込んでしまった思いが、自分の中に硬い先入観を作り、それがブレーキとなって自分の体を縛り付けていたんでしょう。周りから、大丈夫、大丈夫と言われても実際に速い自分を経験することなしに大丈夫と信じることはできませんでした。

偶然が重なり、指先から動くことが反射神経を活用する鍵になることに気が付きました。速く動ける自分がいる、それだけで今見ている世界はガラリと変わってきます。どんくさい自分とはおさらばです(笑)。

これからも苦手なもの、怖いものは自分の目の前にやってくるでしょう。でも、困っている頭はそこに置いておいて、この身体に動きの指揮権を渡してあげることが解決につながる事がわかりましたから、もう怖くありません。誰の中にもあるんです、この働きが。そして、いつまでも、歳を重ねてもです。

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