木刀を振りながら、ふと感じたものがありました。これ、書いてもいいのかな(笑)。まぁ、でも、そう思ってしまったわけですから、仕方ありません。こんな事でも技として有効ですから、そんなのただの暗示、って誰か防いでくれるのを待ちましょう(笑)。
その感覚とは「舌」です。ベロですよ、ベロ・・・。さすがに、えっ?って感じです。
木刀を持って、軽く振りながら、その左右の手のバランスを気にしていました。普通に、前腕を意識してしまえば、左右の手のタイミングは合わずに、ぐっと力みが入ります。上腕を意識して振ってみると、左右の腕は気持ちよくシンクロし、体幹部がより生かされて動かす事ができます。
この感覚を1ヶ月前の自分は「楽しく」感じて、稽古していました。ただ、1ヶ月過ぎると、「当たり前」になるんです。そして、こんなレベルがゴールであるはずが無い、と次の稽古へ向かうのがいつものパターンです。不満が見つかるからこそ、次に繋がるんですね。
左右はシンクロしていていいんですが、でも、物足らない感じです。どこかに「ロス」があるようなんです。その時、なぜか、「べ~」っと、舌を出してみたんです。一月ほど前、舌の動きを見て、不思議、と感じた事がきっかけだと思いますが、意識せずに、舌を動かしました。
その瞬間、左右のバランスがとれ、動きが軽くなったんです。
バランスは三つでとるんだ、と言っているように、左と右をどう使うかではなく、その真ん中で左右の動きを整えるものが必要なんだ、とすぐに考えました。
私達の身体の真ん中にあるもの。その中でも「舌」はものすごく、軽やかにそして、細かく、動く事のできるものです。これ、使わなくてはもったいないですよ!
ちなみに、前屈も舌の操作で変わるんですよねぇ・・・。そういう具体的なものがあれば信じられる、って人はぜひ、試してみてください。