【身体感覚の足跡】小さな足で動く

かかとを踏むのか、つま先で動くのか・・・
武術の世界にはたくさんの教えがあります。

宮本武蔵が踵を強く踏み、つま先をすこし上げておけ、と伝えてると聞くと、つい、それが「正しい」事と考えてしまいます。
でも、実は、ここに落とし穴があるようです。
 
・・・という事を実感したので、自分への戒めと思って書きますね。
 
 
 
以前、「足指を固めて、コンパスにする」という事を書きました。
普段、なにげなく使っている足を良く観察して、感じてみると、どうやら、足、足指の構造を生かしきれずにもったいない使い方を皆してるぞ!という事が分かったんです。
 
 
すこし、意識をして、指を固めて、その強くなった部分で動くと、精度が上がり、スピードもあわせて上がってきてしまうのです。
でも、これは武蔵の言っている、踵・・・とは正反対なんだよなぁと、迷いが出てきました。
 
 
 
人間誰しも、間違いたくはありません。最短距離で進みたいものです(笑)。
でも、寄り道、回り道をして思いました。
これは、経験してみないとわからない・・・こんな事でもそうなんだから、世の中にある教えってのはそのままを聞いてはダメなんだろうなぁ、と身にしみました。
 
 
 
いや、分かっていたんですよ、頭では(笑)。
でも、ようやく、体で分かりました。
 
 
 
働きを感じられるうちは、自分の信じているものをしっかり、見ていこう、そう思ったんですね。
そして、大切なのは教えそのものに縛られないように、自分の感覚、センスを伸ばしていくこと、つまり、変化する事を恐れずに生きていこう、という事です。
 
 
 
踵で動くのではなく、つま先をじっと見て、感じてみてください。
足の親指の付け根をみると、それ、カカトに似ていると思いませんか?
 
 
 
親指の付け根を小さな足のカカトとして使ってみると、つま先立ちが楽に出来ます。
ぎゅっと足指を締めて、体を作らなくてはいけないのかな?と思っていましたが、同じような働きを足指の付け根を使って、小さな足で動くようにすると得る事ができるのです。
 
 
 
画像や動画が無くってすいません。
分かりにくいかもしれませんが、まずは、ご自分の足指をじぃ~っと見て、試してみてください。

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