【リアルタイム】にわか蛇拳

30代、40代の男性のヒーローだったジャッキーチェン。
彼の映画に「蛇拳」があります。覚えていますよね、もちろん!
蛇に見立てた腕をウネウネと動かし、真似をして遊んだ経験は私だけではないはずです。
あの独特な戦い方。
当時、まだ、リアル格闘技ブームは来ていなかったはずですが、それでも、2本ある腕をわざわざ1本にして戦うのは無理がありました。
いざケンカで「蛇拳」を使う人など、誰もいませんでした(笑)
(もし、今、蛇拳を修行している方がいればごめんなさい!)
「普通に」考えて効率が悪いんですよね。
2本あるんですから・・・。
それが・・・、まさか、この歳になって、蛇拳の有効性に気がつくとは!
今、こうして言葉にするわけですから、「本気」です(笑)。
もし、今、この瞬間、トラブルに巻き込まれ、戦う必要性が生まれたならば、「にわか蛇拳」の構えで戦うつもりですもん。
 
 
 
いったい、なにが有効かと言えば、全く、バランスが崩れないんです。
肘下に置いた手がバランスをとってくれているみたいなんですが、まるで、自分が右手の前腕だけになったかのようです。
どんなに暴れるように、大きく動いても、不思議と、身体が捻れません。
 
 
 
昔、甲野先生が「一足立」という術理を作りました。
両足で行うよりも、片足の方がいい場合がある、という事で驚かされましたが、それに「似ている」かもしれません。
しかし、考えてみれば、日本の剣術は両手持ち。
1本の刀をわざわざ両手で持ちます。
それも、なにかつながりがありそうです。
 
 
 
なにはともあれ、楽しく稽古できて、幸せです。

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