【稽古日誌】頭でわかる事、体でわかる事

台風が近づき雨の一日。
久しぶりに大須へと買い物へ。
 
頭の中にある大須のイメージは、秋葉原のような電気街です。家電好き、パソコン好きにはたまらない街です。
 
ところが久しぶりに出かけた大須はなんだか様子が、雰囲気が、空気が違いました!
街を歩いている人たちも、みんなおしゃれで、目が点々となるばかり(笑)。
 
 
 
街も変わるんだなぁ、と思ってぶらぶらしましたが、ふと立ち寄った着物屋さんでお値打ち、ワゴンセールがやってました。
なにかないかなぁと、漁ってみると、なんと、愛用の福助の雲才足袋が!
確か2500円ぐらいのものだったと思いますが、それが1000円で購入でき、ラッキーな思いをして帰ってきました。 
 
 
 
稽古をしない日なんかはこんな感じです。
なんら、ふつうの暮らしと変わりません。
食事にも気を使わないし、古武術をしているからといって、感性を試されるところばかりにはいきません(笑)
 
 
本当に古武術に出会ってよかったなぁ、と思うのは、普通に街を歩いていても、ふとした瞬間、自分の感覚に気が行くようになり、そこでそれまで気がつくことのなかった新しい自分に出会えたりするんです。
 
 
 
たとえば、何気なく歩いていて、つまづいたりします。今日みたいな雨の日には、思いがけず、水がかかったりします。
そんな瞬間、体がぱっ、と反射的に動きますよね。
そういう気にしない自分と出会うのがなんとも楽しいんです。
 
 
 
おそらく、感性豊かな人はすてきな絵画や音楽に出会ったときに、それを体全体でなにかを感じるんでしょう。おもわず、涙が出てきてしまうこともあるはずです。
 
私もそんな感性豊かな自分になれれば・・・と、望んではいますが、なかなか、そこまではできません。
せいぜい、つまづいた体のバランスを整わせるぐらいです(笑)。
 
 
 
甲野先生は普通の人と比べると、仙人のような暮らしをしているように見えます。
食事も1人でされるときには野菜をさっと茹でて簡単にすまされることもしばしば、と聞きます。(まぁ、その理由は忙しすぎる、ということだそうですけど・・・)
 
禁糖の話をご存知でしょうか?
甲野先生は春先の頃、意識をして、砂糖をとらないように気をつけられます。
それは甘いお菓子を食べない、というわかりやすいものではなく、いっさいの砂糖をとらないように気をつけるのだそうです。
 
現代のように、砂糖が中心になってしまっている社会でよく、そんなことができるなぁ!と、もう、感心も通り過ぎてまさに、仙人ですが、この禁糖も先生はこれまで無理をして行ってこなかった、と聞きました。
 
 
 
頭の中では砂糖から離れて生活したい、と思われていたそうですが、現実には砂糖とは切っても切れない社会です。
しかし、その思いを持ち続けていく事で、体の方が砂糖を必要としないというか、拒絶するようになったのだそうです。
 
これ、ものすごく重要な事だと考えています。
 
 
 
私たちの中には二つの意識があります。
一つは、頭で考えること。もう一つは体が求めることです。
 
砂糖をとると健康に良くない!なんて事が、最近の健康雑誌ではよく、取り上げられています。
みんな砂糖の害の部分もよく、わかっているのです。
しかし、わかっていたとしても、体に納得させないまま、頭の命令だけで砂糖から遠ざかっても、やがて、体の欲求に負けてしまうことになってしまいます。
体が必要とすることに、頭で抵抗するのって、難しいんです。
 
 
 
ダイエットも同じでしょうね。
食べたら太る事がわかっていても、食べちゃうんです。
わかります、その気持ち(笑)。
 
 
 
なにかがうまく行かないとき、私たちは学ぼうとします。
なぜ、頭は体の欲求にかなわないのだろう・・・と。
そして、答えを探していくと、その理由が見つかります。
なるほど・・・と。しかし、その頭と体の関係を頭で知っても、やっぱり、頭は体に負け続けるんですよね。
 
 
 
知識ばかりをいれても、絶対に、体にはかないません。
 
 
 
だからこそ、武術なのです。
武術はまさに、体を意識させ、わからせてくれるものです。
術理を聞き、頭でそれがわかっても体が動かないという経験こそ、大切なのです。
 
 
畑を耕す鍬の使い方を知っても、実際に鍬を持って耕してみなければ、いつまでたっても、畑は耕せません。
「正しい」鍬の使い方を知っていても、いざ鍬を持ち、振り上げてみると、うまく使えない自分がいることがわかります。
 
 
 
頭だけが全てではない。
そんな当たり前の事を私たちは忘れちゃっているかもしれません。
 
体の事を少しだけでも見直してみると、そこに、頭以上に高性能で不思議な存在があることに感動します。
 
ついでに言わせていただくと、体と心は一つのものです。
しかし、心は形のないもの、目にも見えないし、触る事もできないものです。
それなのに、みんな自分の心、大切な人の心を感じたいと願っています。
 
 
 
頭で心を求めても、その間になにもなければ、なかなかたどり着くことはできません。
しかし、体なら感じることができます。
感性を掘り下げ、広げていくことができるんです。
 
子供の頃から、ずっと、心ってなんだろう、と考えてきました。
武術と出会い、体の感覚を意識できるようになって、どんどんと心の世界も感じられるようになってきました。
 
 
 
自分の心って気になりませんか?
目の前にいる大切な人の心を感じてみたいと思いませんか?
その為の方法が稽古です。
体を使って動き、自分には体がある、という経験こそ、心を感じる唯一の方法だと私は思っています。
 
 
心の問題だからこそ、パターン化された練習はできません。
わかりにくい稽古ですが、だからこそ、いいんです。
心と体についてもっともっと、伝えさせてください。ぜひ、講座、稽古会にご参加ください。
 

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