【稽古日誌】会社は人の力を引き出してくれるもの

今日は浜松で大人の武道塾。
浜松での稽古も常連さんたちのおかげでずいぶんと根が張ってきました。
ありがとうございます。
 
 
甲野流の稽古は「1回稽古制」です。
義務感や強制で稽古をしても、進展はない、からです。
 
でも、普通は違いますよね。
毎週ちゃんと、道場に通い学ぶ姿勢が大切、といわれます。
人がそこに集えば、仲良くなります。
そして、自然に階層という組織としての形が出来上がってきます。
今までの時代はその組織としての大きさを求める時代だったように思います。
 
 
 
なにをしてますか?
と聞かれれば、少林寺拳法、空手、柔道、合気道・・・と流派を答えます。
でも、現代流派はどうしても、個人の幸せよりも組織の幸せが優先されます。
会社と同じです(笑)。
 
昨日、ドラマで、ある職人が俺たちは会社の道具じゃね~!って叫んでました。
 
会社は親ではありません。
いや、もしかしたら、昔の日本の会社は親の役割を持っていたかもしれませんが、今ぐらい効率重視の資本主義的な会社の形になれば、使える道具と使えない道具とで分けられてしまいます。
 
そういえば、なんと、会計的には社員と会社の備品のボールペンは同じなんだそうです。
こういう事を聞くと、なんて、乾いたつらい環境なんだ・・・と人である自分は思いますが、武術的な視点で考えると、ちょっと違うんです(笑)。 
 
 
 
肘から先を身体ではなく、道具として考えてみると、ものすごい事に気づくんです。
その道具の働きを完全に生かすためには身体が「我」を出すとダメなんです。
それは、腕を心配したり、気をつかったりしても、同じ。
腕が壊れそうだからって体幹が働き出すと、そこに充実感はありますが、道具が甘えるんです。
そして、だんだん、自分の腕を信頼できなくなります。
 
 
 
つまり、会社は自分と言う人間の可能性を見せてくれるモノなのです。
人はつい、無意識に自分にはできない、という壁を作ります。
その壁が大きくなりすぎると、小さくなってしまいます。
小さくなると、苦しさが出てくるんです。
 
でも、会社員でいる自分は結構やれるんです。
人と会うのが苦手、話すのが苦手、という人でも、仕事となれば、一生懸命それに向き合えます。
やらなければクビですからね(笑)。
 
何度も失敗し、経験値を重ねると、だんだんと壁だと思っていたものが壁ではなくなり、強くなるんです。
 
 
 
ちょっと昔の日本の会社は人を育てる余裕がありました。
失敗しても、それを経験値として認めさせてくれました。
でも、ちょっと、今の時代はそれがなくなってるかもね。
 
 
 
今、自分を育ててくれているものって持ってますか?
私は武術の稽古がまさにそれです。
だんだんと自分が分かってくる事で、自分の身体が基準、ものさしになっている事がわかりました。
 
「今」の私がつらいと思っている事も、身体が進化して変わると基準が変わって、平気になるんです。
そこに成長が感じられるから、楽しいのかな。
 
 
 
そういえば、練習方法の話でした。
カラダラボの講座は一回稽古制。
まぁ、大人の武道塾は1ヶ月6000円でもいいよ、と言ってますが、これは、私がもらいすぎるのが怖いから(笑)。
練習したくない時にはしない、そういうのが大切です。
 
逆に稽古したくなったら、何年、あいだをあけてもかまいません。
昨日、「技」と「術」の話をしました。
技は繰り返し稽古して、腕に動きと感覚を覚えさせる必要があります。
でも、術は繰り返しではなく、気づきなんです。
気づいたものはなくなりません。
だからこそ、その瞬間の気持ち、姿勢が大切なんです。
 
 
 
甲野先生からはたくさんの知識も頂きましたが、なにより、この稽古法を教えてもらった事がありがたいです。
ずっと、「我流」では成功しない、と教えられてきました。
学校って、そういうところです。
 
でも、「自分」を見つけるのに、方法なんてありません。
「自分」が自分にあうものを探していかないと、見つからないんです。
 
 
 
組織の中では「イエスマン」が重宝されます。
自分の意見をはっきりという、とはスローガン的には良いですけど、中途半端な気持ちで怖れを持ちながら意見を言うと、まわりからつぶされます(笑)。
 
できない事も「イエス」という、すると、できる自分が見つかったりしますからね。
 
武術の技も同じです。
できない、って諦めてるとなにもできません。
なにかが出来るって、ちゃんとできる理由が自分の中にあるんです。
 
 
 
二十歳ぐらいの頃、憧れた、合気上げ、間合いの無い突き、意識操作が今、手が届くところに来てみると、不思議な技ではなく、理由がわからないだけだったんだ、と分かります。
 
考えて見ると、世の中にそんなものがたくさんあります。
理由が分からないから不思議なものもそのうち、当たり前になりますね。
このネットもそう。
世界中がつながってるんです。
この世界を私は20の頃知りました。
でも、今の子供たちはこの世界が当たり前です。
 
ネットでつながっていない世界を知らない世代です。
私たちがなにかをぎゃーぎゃー言うよりも、はるかにすごい事をしてくれるはずです。
その子供たちへの信頼も道具の術理で気づきました。
 
 
 
昨日の浜松の稽古でもお話しましたが、答えのない子育ての問題で確実な答えを身体に見つけられた事は本当に幸運でした。
また、子育ての事も言葉にしていきますね。
今日も、ありがとうございました。

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