【稽古日誌】足指に引かれて歩く術理 その2

今日で10月が終わりました。
早いものです・・・。
先日、今年の術理の変化を書き残しましたが、本当に壁がドンドンと壊れて、新しい景色が見えてくる感じです。
 
 
 
つい、先日もそんな事が。
足指の話をもう少しお話しておきます。(ちなみに前回の足指についての記事もどうぞ)
肘から先を道具としてみた時、その手を動かすのが指です。(手指を道具にする記事
手にあるものは足にもある。そう考え意識をしてみて、1週間たった頃、ようやく出てきた感覚が足指に引かれる、という使い方です。
 
 
 
武蔵は踵を強く踏み、足指を上げる、と残したそうですが、足指を自由にする事で、指で足をコントロールする動きを作り出していたのかもしれない、と思うようになりました。
 
足指といっても、つま先に力が入ると、指は動かせません。どうしても、支える事で精一杯です。
でも、足指、特に、親指ですが、親指の先が自由になってる事が分かると、蹴る以上の速さが生まれるのが分かります。
 
 
 
今、速さ、と書きましたが、この速さは最高速ではなく、動き出しです。
動き出しの速さというか、タイミングが全然違ってくるんです。
反射神経なのかもしれませんが、普段、意識すること無い動きを作り出す事ができるんです。
 
 
 
詳しくはまた、ビデオでもとって解説しますが、とにかく速いんです。
普段、私たちは重力に縛られて、その力とケンカをしています。
だんだんと、その衝突が当たり前になってしまったのは、その力以上の力(機械の力)を手に入れてしまったからかもしれません。
機械に頼りすぎると、自分の価値を見失ってしまいます。
機械が無い頃の私たちも、ちゃんと、幸せに暮らしていたはずですよね!
 
 
 
自分の身体にこんな力、能力があるんだ、と気づいてしまうと、今度はその力を使わずにはいられません。
新幹線がある事を知っているのに、頑固に歩き続けているようなものです。
切符の買い方、乗車の仕方は勉強するまでは不安です。
初めての一人旅となれば、緊張する人もいるでしょう。
そんな事と似てるかもしれません(笑)。
 
自分には能力があるけど、使いこなす自信が無い時だって、あるんです。
でも、間違いなく、自分の中にあるものですからね。
たくさん失敗すればいいんです。
失敗しても誰も怒る人はいませんから。
自分の頭にある「失敗してはいけない」という観念が今の自分を止めているんです。
 
 
 
武術の稽古はたくさんの失敗をさせてくれます。
そして、だんだん、失敗すればするほど、新しい発見がある事がわかるようになります。
うまくいってしまうと、逆に次の目標を作りにくくなりますからね。
 
チャレンジする楽しさをしれば、それを生活の中でも発揮していけるようになりますよね。
どんなに口で、チャンレンジ精神を持て、と言っても、実際に身体がおびえていれば、ついつい、一歩下がってしまいます。
その身体を先に作るのが武術ですから。
 
誰かを倒すための武術ではなく、自分の中にある、前向きな心を見つけるために武術をする、というのも素敵です。
 
 
 
ちょっと話がそれましたが、足指で動く話です。
もしかしたら、これは、手指の動きを身につけるよりも早く身につけられるかもしれません。
 
なぜなら手指はどうしても、なにかをする、というところで発揮されるものだからです。
考え方を広げれば、人間の生活のあらゆる場面で同じように、手指に任せて動く事ができます。
だからこそ、24時間、意識できる間中、手指に任せて動くと言う事を稽古できるのです。
 
しかし、視点を上げて考える、という稽古法がわかるまでは、どうしても、それぞれの手順に振り回されます。
 
歯を磨く時、顔を洗う時、箸を持つ時、車を運転する時、仕事をする時。
それぞれ、手が動くルートが違います。
どのルートであっても、指先から、というのが意識できればいいんですよ。
しかし、最初はなかなかうまくいきません。
必然的に、自分の得意な場面から意識していく事になります。
 
 
 
しかし、足はいつも前へと進めます。
どんな時にも、同じように、身体を支え、足を踏み出し、歩いています。
それほど、違いなく、同じリズム、ペースで足を意識する事ができます。
 
ほんの一瞬、足指をさっと、前へと出せば良いのです。
その瞬間に気づき、意識してやれるようになるのに、時間はいりません。
30分の稽古で、十分、違いを認識する事ができます。
 
 
 
何十年と苦労してきた技を、あっという間に解決してしまう力を持っているのが術理です。
足指から足をだす動きは、半歩、ぽんっと出す動きに見えます。
もしかしたら、昔の人たちはこの半歩間合いを詰めることの大切さを肌で知っていたのかもしれません。
そして、それは「当たり前」の感覚として、共有されていたのかも。
 
機械がないですから、この身体で仕事をしなくてはいけません。
だからこそ、皆が自分の速さをしっていたかもしれません。
 
機械が仕事をするようになり、身体の速さを見なくても良くなりました。
私たちは衰えたのではなく、その速さに気づくチャンスが無くなっただけなのです。
 
 
 
今週末、名古屋で夕方から、大人の武道塾を開催します。
その際にビデオを撮って、このブログで紹介できれば・・・と思っています。
でも、見た目、「普通」なんです(笑)。
なにか巨大な力で相手を押さえつけるではなく、相手が力いっぱい抑えてきても、「平気」でいられる、という動きです。
お楽しみに・・・してください(笑)
ありがとうございました。
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