【稽古日誌】未来は過去によって決められる、と思もわれる。

金曜日、土曜日、そして今日の日曜日の稽古は、術理から感じられる事を聞いてくれる人に恵まれ、稽古時間の多くを「対話」に費やすことになった。
対話、といえば、ちょっとかっこいいけど、知らない人から見ればそれは、ただのおしゃべりに見えるかもしれない(笑)。
しかし、この一見無駄に見えるおしゃべりの威力がすごいのだ!
 
 
 
古武術的進化は努力ではなんともならないんです。
無駄に時間だけを重ねていくと、自分にはできない、という思いの方を強くしすぎてしまうから。ある意味、逆効果。
まぁ、その頑固になった自分へのネガティブな思いも、それが壊れるときには、役に立つから、完全に意味がない、とは言えないけど、まぁ、「普通」に練習をしてしまうのはおすすめしません。
 
 
 
とにかく、頭を柔らかくさせたいの。
頭の中で作っている壁が自分を縛っているんだから。
 
左右の手で作るハサミの動きが井桁術理そのもの、とわかった事で、関係って事に興味がわいてきてるんだよね。
その関係に目を向けていろいろと見てみると、それまで、なんともならずに、動かせなかったことも動かせるかもしれない、なんて思えてきたりして…。
少しでも可能性が広がるときって、わくわくするんだよね。なにも結果が出ていないのに、なんとかなりそうな安心感がでてくるの。
未来に対して不安を持っていない状態です。
 
 
 
ずっと前にも書いたけど、未来は決まってしまい、変えられないけど、過去ならば、簡単に変えられる、って僕は思ってるんです。
それは「体」は過去の積み重ねって思っているから。
でも、普通は過去って変えられるものじゃないでしょ。
それは体というものを知らないから、それを使えずに、今感じている体に従わなくてはいけないから、と思ってる。
 
 
目の前に敵がいるのが武術です。
その敵を怖いと思うのは過去に積み重なってきた経験からわかること。
あかちゃんであれば、目の前にどんなに大きな敵がいても、いつも通り、ふるまうよね。
でも、僕ら考える頭を持っている大人だと、つい、過去の経験を元に、この人には適わないかもしれない、って考えちゃう。
考えると、その瞬間、体が緊張し、こわばるの。
 
その体であれば、もう、未来は決まってるよね。
当然、相手の力に負けて、やられちゃうんです。
この時、どんなに心で「自分は大丈夫!負けない!」って念じてもダメ。体が変わらないとダメなんです。
 
 
 
術理は体を変える方法とも言えるの。
どんなにダメだ、とあきらめ心が出てきても、その時にどう体を動かせばいいのかっていう基準が術理です。
怖い怖いと思って体を縛ってしまうと、左右の手の連動は固まりとして生まれちゃう。でも、その連動を動かせるって事がわかっていれば、連動部分に油をさすように、動きをなめらかに作り出すことが出来るんです。
結果として、左右の手は気持ちよく動き出すことが出来ます。
 
すると、ダメだと思いこんでいた状況が変わるんです。
これは、未来が変わった、というよりも、体という過去を変えることで、その過去にあわせて未来が決まった、と考えるといいんじゃないかなぁ、と思います。
 
 
 
武術で考えると、こんな感じだけど、自分のこれまでの生き方に当てはめてみると、こう。
過去にあった事ってのは思い出なんです。
その思い出を自分にとって良いものと考えるのか、悪いものと考えるのか。
 
悪いもの、と考えてしまうと、その思い出が出てきた瞬間、体が固まり、当然、楽しくなくなりますよね。
楽しくなくなっていれば、やっぱり、楽しくないものを見つけちゃうもん。
でも、自分にとって、いい思い出が出てきたときには気分のいい、楽しい自分になっているから、自然とまた、楽しいものをみつけられるようになるの。
 
 
 
古武術を通して稽古してきて、おもしろいのは、自分の思っていた事がどんどん、ひっくり返っていくという事。
イヤだなぁ、と思っていた事がどんどん、自分にとって必要な事に感じられるんですよね。
 
ハサミの術理にしてもそう。
大切なのは両方なんだ、って事を体でわからせてくれたもんね。
自分にとって都合のいいことだけじゃダメだったんだって。
都合のいいことがあれば、いやなことも出てくるよね。その間にあるものこそ、自分の一番求めていたものなんだ、って確信したんだから。
 
 
 
都合が悪いものからは逃げたくなります。
運良く逃げられて、自分にとって幸せなものを手に入れたときに今度はそれを失いたくない、という気持ちもでるし、そのレベルに達したからこそ、見えてくるもっとやりたいことに気づくかもしれない。
結局、その場からまた、次のところへと行きたくなってしまう。まぁ、繰り返しなんだよね。
 
その繰り返している事自体が楽しい、って事がわかると、最初に思っていた「苦」が「苦」でなくなるの。
 
 
 
大切なのは間にあるもの。
過去と未来の間にあるものは今。
その今を見るためには二ついるんだよね。
過去と未来。
今、自分が見ている未来が希望なのか、絶望なのかはわからないけど、それはそれでいるんです。
今、自分が感じている過去が楽しいのか、つらいのかわからないけど、過去もいるんです。捨てる事ってできないし、やっちゃうと大変。
過去と未来があると、そのつながりが見えてくるからね。
そして、必ずつながってるから。
 
武術で変えられるのは身体。
そういうことを考えて、稽古して、研究して、おしゃべりをする、こんな楽しいこと、他にみつかりません。
 
気がつけば、今日もそんな稽古を5時間やってました(笑)。
気に入るかどうかは試してみないとわからないですからね。
仲間になりませんか(^-^)v
 
 
 
今日も長くなっちゃいました。
いつも、ありがとうございます。

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