【稽古日誌】未来への期待を辞めて、過去に感謝してみる

豊橋の中日文化センターへの道のりは山の中のバイパスを通って、蒲郡にでて、海を見ながら向かう。
ほとんど渋滞もなく、気持ちがすぅ~っと静かになれる気持ちの良い道のりです。
 
今日は豊橋の中日文化センターと夜からは浜松での大人の武道塾の日。一日、良い稽古が出来そうだとワクワクしていたのもあるのかな、不思議と頭にいろんな事が浮かんできてます。
 
改めて、身体ってなんだろうって、考えてました。
ハサミの術理に気がついて、これまで見てこなかったものを「間」に見つけたってのは何度も書いてるよね。
左でも右でもなく、「あいだ」にある「関係性」こそ、大切なんだ、って。
その気づきのおかげでこれまで、身体にばかり目が行っていた事に気づいて、心にもちゃんと注目していく事で、その「あいだ」にある、本当の自分が見えてきそうだ、って思えたの。
 
 
地味な気づきなんだけど、自分的にはとっても、大きいの。
だって、本当の自分が見えそうな予感がしたんだから。
 
心と体をつり合わせてくれているのが、自分かもしれない。
そして、心は未来を身体は過去との関係が深くって、そのあいだにあるものが「今」なんだ、ってところまで、実感を持ちました。
 
 
 
そこで、改めて、身体なんです。
なぜ、この身体を観る稽古がこんなにも安らかで幸せな気持ちをくれるんだろうって・・・。
心は未来で、体は過去。
過去は変えられるけど、未来は変えられない。
・・・う~ん、と頭の中で色々と考えを巡らせていて、こんな事を考えました。
 
 
 
心に描くものは未来への期待だ!
その期待がもてる事で、希望が生まれ、今が楽しく過ごせるようになる。
これで、今は楽しくなるかもしれない。
しかし、問題はその未来への希望が現実にやってくるかどうか。
思い描いた未来がやってくれば、願っていたものを手に入れた事になり、幸せになれます。
でも、その思い描いた未来がやってこなければ、次に出てくるのは絶望かもしれない・・・。
 
世の中にあふれているものって、未来を期待させるものばっかりだ!って気づきました・・・。
ダイエット、ビジネス、新製品・・・メリットをうたうほとんどのものが、その商品、サービスを使う事によって、こんなにも未来は明るくなりますよ!って。
 
確かに、それは一部ではあっていると思うんだけど、多くの場合はそんな単純には進まないよね。
 
 
 
武術を人に勧めるときにも、つい、明るい未来を期待させていたことに気づいたの。
でも、実際に自分は未来が明るい事を期待しているかっていうと、そうでもないんだな、これが。
だからこそ、言葉を尽くして、武術を説明した時にも、なんか違う・・・っていう思いが出てたんだと思う。
 
甲野先生から学んだ武術はとにかく他にないものなんです。
自分ってなんだろうって向き合ったときに、こんなアプローチが出来るものって、他に知りません。
 
武術をなにかをするためのテクニック、例えば、介護を楽にするため、スポーツの能力を高めるため、痛みをとり、楽に動くため、と考えていけば、他に似たようなものはいくらでもあるんですよ。
そういうものを学びたいのであれば、武術でなくても良いんです。
 
 
 
でもね、甲野先生から学んだ武術はそうじゃないんです。
これしか、ないんです。
その理由にすこし、たどり着いた気がします。
 
 
 
徹底的に身体を観ていくというのは、自分の過去を見つめる作業なんだな、と。
その過去というのは生まれてからの数十年ってレベルじゃなくって、地球が生まれて、そこに生命が誕生してから進化の歴史が始まって、今ようやく人にまでたどり着いたよね、その膨大な時間です。
 
今、自分が自分であるこの身体は数十億年の時間を経て、出来上がっているものなんだ、って気持ちがわいてきたとき、ものすごい安心感と幸せな気持ちを得る事ができたんです。
未来に期待をしているんじゃなくって、これまでずっと、流れてきた時間に対して、感謝したい、って気持ちなんです。
 
 
 
生まれてからの数十年で考えると、つい、自分なんかにこれはできない、って才能を考えてしまうけど、数十億年の結果の身体だと思うと、自分の身体がものすごいものに感じられるんです。
そのものすごい身体を持っている自分になら、まだまだ、やれる事っていっぱいあるじゃないか、って思えるんですよ。
 
そのセルフイメージは自分だけが、ではなく、もちろん、皆、全員です。
人間は皆、全て、数十億年の時間をもって、この世に生まれているんだなぁって今は思います。
 
 
 
過去にものすごい力がある、と感じて見ると、未来もそれにあわせてバランスをとるのかもしれません。この身体があれば、この先の未来が楽しくないはずがない、って思えてきます。
 
未来に目を向けてうまくいく人って超ポジティブな人だけだと思うんです。
あれやりたい、これやりたいって無限の発想力で未来を描ける人で後ろ向きにならない人なら、どんどんそれに向かっていけるかもしれません。
でも、なかなかそうも行かないよね。
歳を重ねれば、身体も弱くなるんだし。
 
だからね、過去なの。これまで考えなかった方を見てみると答えって転がっていたりするんだよね。
この過去にある力を感じてみたら、自分の事が大した事ない、なんていいにくいもん。
 
 
 
柾目返しのような武術の技はまさに、こんな感じで相手を崩しているんです。
相手の知らない技を持っているから、大丈夫、っていうんじゃないんです。
技が決まるかどうか分からないんじゃなくって、やれる時にはやれるんですもん。
そして、技が決まらない状況であれば、仕方ないって思えるんです。
でも、これは諦めではなくて、そうなってる、っていう感じなんです。
この状況を打破するのに必要なのは、頑張りではなく、身体の認識を変えることだからね。
だからこそ、ぐいぐい、自分の内側へと意識を掘り下げているのかもしれません。
 
 
 
いかん・・・なにを言ってるのか分からなくなりました(笑)。
これまでで一番、よくわからない、稽古日誌になっちゃった。
 
きっと、明日甲野先生が来られる事で気持ちが高ぶってるからに違いない。
そういうことにさせてください(笑)。
言葉に出来なかった部分は金曜日、いろいろ、お話しします。
 
変な日誌も読んでくれてありがとう。
今日は謝りたい気分です。すいません。

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