【稽古日誌】嫌っていたものがありがたいものだったと思える喜び

昨日の浜松の稽古で見つけた新しい動き方について報告しておきます。
すこし、今まで思い違いをしてきた事もわかってきましたし・・・。
 
 
ちょっと前に車線変更の太刀さばきってやったじゃないですか。
あの前進しつつ、コブシに導かれるように、身体という乗り物の進行方向を「少しだけ」横にずらすって奴です。
車線の変更のイメージで動くんですが、その車線変更を決めるハンドルが「コブシ」だと思っていたんですが、どうも、これは、「肘」かもしれません。
まぁ、興味のない人にとってはどうでも良い話でしょうけど(笑)
 
 
 
肘の良さってのは上腕に支えられつつも、身体の重さを感じない自由さがあるところです。
その肘をちょっと動かすだけで、仙骨、体幹部が動くんです。
そして縛られている事で、左右の動き、切り替えしがすばやくいくんですね。
もちろん、これはコブシでもできるんですが、コブシはもっと「自由」ですからね。
単純にハンドルだけの仕事を与えるよりはもっと、自由に飛ばしてあげた方が有効です。
まるで、UFOみたいに!(見たことないけどww)
 
 
 
ハンドルは肘だったか!と気づいてみれば、当然、膝もそうかもしれない、なんて考えてみたんです。
ただ、足は駆動輪、進むほうの役割を持っていたから無理って決め付けていたんです。
少しずつ動きに慣れてきたことがよかったのかな?昨日は、進むって動きを前へと歩くと言うものから、「落下」という力が使えることに気づけました。
 
 
 
武術の世界では膝落、膝を抜いて身体を動かすってのが極意として伝えられたりしますが、そんな感覚の一端を見た気がします。
刀が振り下ろされた瞬間、怖いと思って、身体が緊張します。
刀にあわせて良いタイミングで、顔を守ろうと手が出ます。
この相手と合わさるタイミングが絶妙なんです。みんな・・・。
わかります?
 
 
絶妙に紙一重に交わすってのは難しくても、完璧なタイミングで当たる!って縮こまるのも絶妙なタイミングなんです。
その瞬間、相手と自分は一体化しているって感じたんですよね。
打たれる自分と打った相手が一つになっています。
 
そして、このピタッと合っているって時が新しい動きを作る瞬間でもあります。
この時、膝に意識を持っていき、少し横に流してみます。
すると、身体が膝に導かれるように、流れ出します。
 
 
 
歌舞伎の女形の稽古のときに膝に手ぬぐいを挟むと聞いた事がありますが、まさにそんな感じ。
滑り落ちるように身体が移動するんです。
ハンドルは膝ですから、上半身には力の影響がありません。
先ほどと同じく、当たる!と身を縮めたままです。
当然、相手は打った!と思い込んだままです。
ここに虚が生まれるんでしょうね。当たったと思った瞬間、目の前から相手が消えるんです。
 
 
ただ、交わすって言うのであれば、もっとシンプルにすることも出来ます。
でもね、武術は身体を通して自分の事、生きているって事を学ぶものだと思っています。
この動きを通して、「衝突」という概念が変わりました。
 
 
 
どういう事かといえば、生きている中で生まれるストレス、それが衝突と似ています。
ぶつかり、困るから、ストレスになります。
これまでの世の中の進化はそのストレスの元を消していくことに向かってきました。
暑さ寒さはエアコン、ストーブ、家の構造まで手を加え解決してきましたし、乗り物を進化させることによって、暑さ寒さのないところへの移動を簡単にしてきたりしました。
 
人との関係もルールを作り、お互いがそれを共有する事で、衝突を回避するようになりました。
 
退屈な時間に対してはエンターテイメントを活用して、音楽、ゲーム、書籍、テレビ、映画をどこでも楽しめるように機械を進化してきました。
あぁ、ネットのつながりってのも寂しさっていう不安を消すためにあるのかも。
 
 
 
まぁ、ともかく、誰かが困ったなぁ、と思った時には新しい商品やサービスが出てくる時代になったんです。
 
そうそう、病気や怪我もそうですね。
いかに速く、負担なく治すかと考え、医療は進化してます。
そして、怪我や病気のないように、街を安全にして、ウイルスが入り込めないように、清潔にしてきました。
 
 
 
その結果なのか、私たちは衝突に対して恐れすぎてしまったかもしれません。
あらゆる苦難がなくなるまでこれを続けるのかな?
でも、どこまで行っても困ったことってなくならないもん。
人は死ぬし、自分だけの命ではなく、子供や恋人のために自分がいると分かればただ、死を受け入れる、ってのも難しいです。
 
 
 
昨日の気づきはその「衝突」を嫌わなくてもいいんだ、って事だったんです。
この気づきのおかげでこの先出てくるであろうたくさんの衝突に対して、それを「必要」と思えるかもしれない、そう直感してるんです。
今まで嫌って、いらない、と思っていた衝突。でも、今度はその衝突があるから、どれだけ、どのタイミングで動けば良いのか分かってくるからです。
 
 
 
逃げようと思っていても衝突ってでてくるんです。
怖いと思った瞬間相手の攻撃に対して身体が固まります。
そのタイミングって絶妙なんです。
少しもはずれません。
この瞬間、未来が決まっているんでしょうね。いや、未来を決めたのは自分です。
自分はもうだめだ、っていうネガティブな未来を作ってしまえたのです。
 
でもね、それに対して動く方法を持っている、って事も同時に気づけます。膝を見れば。
 
 
 
役割分担がこの身体にはうまく出来るようになっているのかな。
毎日、こんな感じで、気持ちが楽になり続けているんです。
誰でも膝ってあるでしょ。という事はみんな、それが出来るんです。
自分に出来ない!って自分の未来に対しての衝突も抜群のタイミングで作ったものです。
それを動かすのは膝なのかもね。
さぁ、今年中にもう少し、掘り下げねば!

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