行動力を稽古で身に付ける

なにかをしたいけど、できない。
 
これは、大変な問題だ。
中学校の時、朝起きれなくって苦労した(笑)。
頭では起きよう、起きなければ、と思っても、身体が動かないのだ。
そして、アドバイスをくれる人は決まって、早く寝ろ、と言う。でもどんなに早く寝たって眠いものは眠いのだ。
 
あらゆる問題はできる人はできるし、できない人はできない。
 
 
 
中学時代起きるのに苦労はしても、気弱な私はそれほど遅刻することなく、いつも、走るようにして校門をくぐっていた。遅刻してしかられること、みんなの注目を浴びる方が嫌だったからだと思う(笑)。
 
ただ、大学生にもなると、遅刻は雰囲気的にも許されるようになってしまい、遅刻を止める力を失ってしまった。やらなくてはいけないことを自分はできない、この頃からそういう観念を作ってしまったのかもしれない(笑)。
 
 
 
 
あれから20数年、自分がやりたいことをやれない理由がわかってしまった!やっぱり、「身体」の問題だったのだ。
自分の頭がなにかを見つけ、答えを出しても、身体がそれに「反応しない」。ものすごく小さな行動にもそれが出ているらしい。
 
 
 
社会人ともなれば自分がしたくないこともしなくてはしなくてはいけないこともあるはず。まぁ、私はそれを我慢してやってきて、ある時、怪我をしてどうしてもできなくなって、どうせやるなら好きなことを全力で、と、身体感覚の楽しさを伝えることを仕事にしたので、今、したくないことはぐっと、減っちゃったけど。まだ、一般的には仕事は我慢だ。
 
ただ人に会うだけ、挨拶をするだけでも嫌なものは嫌だとも思う。テレホンアポインターの時給が良いそうだけど、それは、精神的にキツいからとのこと。
そういえば、家にかかってくる営業電話とか、やっぱり、逃げるように切ってるから、相手からすると、きついだろうなぁ。うん、これからはちょっと、優しく電話を切ろう(笑)。
 
 
 
ちょっと話がずれましたが、電話に手を伸ばすのも、「行動」なんです。身体が拒否をしながらでも、腕を伸ばして取ることはできます。でも、その姿勢ではちょっとしたストレスで心をやられちゃいます。
 
この電話に「手を伸ばす時」、工夫ができることがある、とわかりました。その工夫を使って手を伸ばすと、もう、電話に手を伸ばすことが天職のように見えるはずです(笑)。
電話を気持ちよく取れればその勢いでボタンも押せます。そして、さらに、挨拶にまで勢いは出ていくはずです。
 
きっと、普段は逆なんです。断れる度にこんなことは自分がやる仕事じゃない、って。そりゃ、勢いもなくなりますよね。身体を壊しちゃうはずです。
 
 
 
大切なのは自分で自分の身体に「勢い」を出せるかどうかです。多くの人は自分の身体を動かすのに「筋肉」を使います。筋肉って初動が遅いんですよね。しかも、疲れやすい。まぁ、疲れえ使えなくなったら「替わり」を、というシステムが今の派遣システムだったりしますから、自分のケアをちゃんと自分で考えておかないと大変なことになります。
 
 
話を「行動」に戻します。あらゆる行動がもう少し、元気に、勢いよく動かせる方法があります。その鍵になるのが「丹田」です。武道ではお馴染みです(笑)。
 
ただ、私はあまり、丹田が、丹田を、とは言いたくありません。なぜなら、頭の中だけのなんとなく丹田になってしまうからです。多くの武道家は丹田を大切にして稽古をしています。でも、それは、頭の中だけで。身体を見ると、丹田のことは二の次、三の次です。相手を崩すテクニックだったり、心理操作の方法だったり、ウエイトトレーニングだったりします。
 
丹田にもものすごく「レベル」があると思います。その第一歩として考えてみるには非常に分かりやすいものじゃないかな。なぜなら、もう、具体的に身体が変わるからです。
 
 
 
では、ちょっと、具体的方法を。
行うのは単純。帯でも締めて、お腹の辺りに一キロ、ニキロほどの重りを挟み込むだけです。帯でなくても、ウエストバックに重りを入れてもいいかもしれません。
そうして立ってみると、「重心の位置」が変わります。自分の身体を動かすときにどこに重心があるかで滑らかさがかわるのは当たり前なんですが、大人になって、身体が固くなったせいでしょうか、なかなか重心の位置を自由に変えることができなくなってしまいました。
 
この時の状態を言葉すればどれだけでもできます。実際に自分の身体に起きている変化ですから、見方を変えて言葉にするだけです。でも、そうじゃなく、自分でやってみる、それをおすすめします。
 
 
おそらく、今日の話でいちばん難しいのがここです。
自分が得た知識に対して身体が動くかどうかなんですが、お腹に重りをつけよう、と最初の一歩がまず、でません。それは、重心そのものが今、固く、動きにくい状態だから。そして動かない身体の力は頭に向かいます。色々な「理由」をつけるんです。帯がない、重りがない、バッグがない、正しいやり方がわからない、そんなことをしても変わるわけがない・・・などなど。
 
たぶん、私はそういう色々な理由を作ってしまったので、これまで重心の大切さに気づけなかったんだと思います。昨日、武道の未経験者に重りをつけてもらって試しました。一応、私、武道歴は40年近くになってしまうんですが、それが、ただ重りをお腹に着けただけの人に簡単に間合いに入られてしまうんです。自分が見つけた方法だけに、やはりそうか、と嬉しかったんですが、もし、これを見ず知らずの普通の人にやられたら自分の人生の無駄さ加減に数日、数ヵ月は元気を出せずにいたと思います(笑)。
 
 
 
「姿勢的に」身体が前へと行きたがっていると、小さなきっかけで動き始めることができます。なぜなら、なにかに意識を移すだけで、バランスは崩れるからです。綱渡りをしている、とイメージしてみてください。その時、なにかに気をとられたらどうでしょう、グラグラグラ・・・、とたんに綱から落ちてしまいます。普段、私たちの心と身体のバランスはものすごく繊細な事をしているんでしょうね。
 
それでも、まわりを見ていて転んでいる人はほとんど見かけません。子供ですら転ばない時代になりました(笑)。これ、崩れたバランスをぎゅっと、筋肉に力を入れて踏ん張っているからです。一日二日は我慢ができても、何十年とこんな生活が続いてしまったら肩凝りや腰痛になるのは仕方ありません

 
 
 
私はまだ、この新しい重心の使い方に気がついて1週間ですが、なんとなく、子供の頃を思い出したような気がしてすごく、楽しいです。やはり、勢いを持って動けることは自分の心も楽しくしちゃうみたいです。楽しく過ごすために楽しいことをやる。楽しいところへいく。それは確かにひとつの答えですが、どんなことも「飽き」が来ます。夢の国は楽しいですが、毎日いっていれば、それは、そこが日常になり、勢いがなくなります。みんな大人なんですから。
 
だから、今のまま、自分の身体の動きだけを変えるのをおすすめします。電話をとるのが仕事なら、重心をその電話に向けておく。朝、いきたくない会社があったら重心だけでもまず、そこへと向かわせておく。そして、転ぶ。気がついたら会社です(笑)。勢いが生まれていると、やって来るストレスが気にならなくなります。そういう事を身体に見つけられるようになるのが稽古です。お腹に重り、ぜひぜひ、試してみてください(笑)。
 
 
 
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カラダラボのWebサイト
 
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