たったの数センチが風格、自信をつける足元の秘密

視点を上げる

顔を上に上げると上が見えます。下を見れば地面が見えます。当たり前ですよね。その当たり前すぎることが時々、あれ?と壊れる時があります。先日もまさに、そうでした。こんな事で自分が変わってしまうんだ・・・と。性格がこんなにも簡単に変わるとわかったら、取るべき行動が変わってきます。自分の性格について考えるチャンスになるかもしれません。

なにをしたかといえば、イスに立ってみました。

イスに立てば視点があがります。もし、女性の方なら普段からハイヒールなんかをはいて視点が高くなった自分を知っているかもしれません。でも、私は普段履きませんから(笑)。

ただ、下駄の感覚には似ているかもしれません。

風格、自信、オーラをつけるには。

どうですか?ご自身に風格とかオーラとかあると思います?

私はもう、逆。あるかどうかの問題よりも、ついつい小さなことも気になってしまいます。

それを肌で感じさせてくれる瞬間こそ、武術の瞬間です。

目の前に襲い掛かってくる敵がいます。その相手に攻撃される、と「感じた瞬間」、身体がびくっとなります。オーラが大きいような人なら目の前の小さな事など気に留めず、自分らしさ全開で立ってられる、そう考えているのに、現実はなかなか簡単ではありません(笑)。

古典的な方法で「自己暗示」があります。自分は力だ、すごいんだ、と。もちろん、言葉の力はすごいですが、武術の場面では「間に合いません」。時間が足らないです(笑)。

10年、言葉にして唱えてみたらそうなるかもしれません。でも、必要なのは「今」です。その瞬間、どうすれば平気な自分でいられるんでしょうか。

目線を上げる

そこで、標題のように目線を上げてみるんです。これに気が付いたのは「タマタマ」でした。難しい問題を抱えて、紙いっぱいにいろんな事を書き出し、整理して、新しいアイデアを求めていました。アイデアを求めると、煮詰まります(笑)。たいてい、出てこなくなるものです。その時も、やっぱり、堂々巡り、なかなか簡単にはいかないな、と半ば、あきらめかけの時、「ふと」、イスの上に立ってみた、のです。

イスの上からの視点

イスの上にたった瞬間、頭がすぅ~と軽くなるのを感じました。こういう身体からの変化に敏感になれたことこそ、稽古をしてきた事で得られた宝物です。それまでも何度か、イスの上には立っていたはずですが、気が付かなかったのです。

最初に「下駄に似ている」と書きましたが、下駄は履物、移動するものです。履いて体が楽になれば動きたくなります。でも、イスの上では動けません。動けないにも関わらず、気持ちがいい・・・。しばらく目を閉じて身体に広がる新しい感覚を考え始めました。

そこでたどり着いたのは「台座効果」です。

目線が高いだけで能力が上がるのであれば身長が高い人ほど有利です。でも、実際はそんなことありません。

そのあと試したのですが、イスに膝をつき、立ってみても同じような頭の軽さを得ることができました。イスの上に座っているおばあちゃんはもう、すでに、わかっていたのです(笑)。

認識は地面で決まる

イスに立つと頭が軽くなります。これはどうやら、間違いなさそう。小学生にもさせてみましたが、攻撃をしょうという誘いにビクリビクリが少なくなりました。相手を余裕を持ってみることができているのだと思います。

つまり、上ではなく、下みたいです。

相手と同じ場所に立てば同レベル。相手が攻撃をしてくるのですから、どうしたってビクリ、としてしまいます。しかし、イスに立ってみれば相手との地面の高さが変わってきます。物理的に。

物理的に立っているレベルが変われば精神的にも変わってしまう、という事なんですが、こんなにも鮮やかに変わってしまうとは驚きでした。まるで、王様気分です(笑)。

以後、これを「王様効果」と呼びます。

王様効果

王様ですから時々、狙われることもあるでしょう。

その時、王様の気分はどうなんだろう?もしかしたら、よく、見えているかもしれません。だとすれば、そう簡単には革命は起こせない理由も納得です。

まずはイスに立ってみる、膝立ちでもかまいません。その状態で手をつかまれてもいいし、突いてもらったり、斬ってもらってもいいですね。そこで軽やかにかわすには「技」が必要ですが、王様ですから堂々としていればいいんです。堂々として、風格をもって眺めているのが王様の大きな仕事なんですから(笑)。

気分を変えるのに必要なのは心構えでも考え方でもなく、環境を変える事だった

どこで見たかは忘れましたが、風格なんて4頭立てだかの馬車に乗せておけばついてくる、という話を覚えています。素っ裸で自分はすごい、王様なのだ、と考えようとしてもなかなか心の奥は変わりません。でも、イスの上に立つ、それをしてみればむしろ、心の奥が変わってしまうのです。イスに立たされた子供たちは自分が変わっている、という事を自覚さえしていません。でも、明らかに反応が変わっているのです。

この辺りも下駄とすごく似ています。下駄もはいた瞬間、自分の姿勢がよくなって強くなったと自覚できません。当たり前すぎるんだと思います。おんぶをして歩いく、というのを下駄の有る無しで比べてみると下駄がいかに助けてくれているのか驚けるはずです。

この安心感、風格は足元、という環境を変えただけです。イスだけではなく、ちょっとした台にも乗ってみました。やっぱり軽いです。周りを眺められる余裕があります。一つアイデアが生まれると周りにそんな効果を狙っただろうものがいくつも見つかります。

落語の高座、演台、体育の時にも台の上に乗りました。お寺や神社も高いところにあります。階段を一歩ずつあるけばどんどん、ありがたさが増すのかな。エレベーターで一気に上がるとありがたみがでないかもしれません(笑)。

高層マンションに住みたい人がいます。ずっと低いところにいるので気持ちが全く分からなかったんですが、何十階もの上にいる人は全体を見渡せるなにかを持っていそうです。

そういえば仏さまも足元にはしっかりとした台があります。台までもちゃんと、コミでお姿なのでしょう。

人を見るには足元を、と言われますが、足にあっている、という機能的な面だけではなく、精神的になにかあるのでしょうね。家具なども素晴らしいものはぎょっとするほどのお値段がしますが、装飾を感覚的に受け止められる人なら納得して手に入れているのかもしません

イスの上に立っている自分もそうですが、なにより、攻撃をするとき、足元が高いだけで、つい、相手を高く見てしまう、そういうものもあるかもしれません。イスに立っている人は変わっている、と自覚していません。でも、攻撃者が自分よりも格上だ、と心の奥で思ってしまえばやはり、いつものようにはいきません。

こういう微妙なやりとりが「ある」とわかるのがなにより、大切です。

ビジネスマナーも身体で理解できるかも

世の中にはたくさんの決まりがあります。その決まりを全部、受け入れていればいいんですが、中には理由のわからないものもありますよね。でも、わからなくても、大きな影響がある場合があるんです。

服装、ドレスコードもそんなものかもしれませんし、会食の席などの順列も自然と相手を立てる礼儀なのかもしれません。お作法は感度が鈍い私にもたくさんの事を教えてくれます。一度や二度は知識通り守ることができても、理解していなければ慣れが生まれ、大きな失敗につながることもあるかもしれません。

どんな結果になろうとも、、自分がすべきことをやれたとき、その失敗は次につながるものです。自分の性格を環境から変える、これはものすごくパワフルなものになるはず。出来る事なら環境の力を最大限に受け止められるような敏感な感性が欲しいですよね。そのためには稽古、稽古を通しての経験しかありません。

経験し、わかった後、次にすること

イスに乗り、立ち位置を変えれば気持ちが変わることに気付いたとします。次にするのはイスなしでその気持ちを獲得する事です。

さっそく、いくつか試してみました。とりあえず二つほどは有効なものが見つかりました。それぞれ、それなりに有効でしたので、もしよければお試しください。

 

  1. 足指を重ねる
  2. 仙骨、腰椎、胸椎、頸椎を下から積み上げる

足指を重ねる方は簡単です。背骨の方はちょっと、感覚が必要ですが、まぁ、背骨の数を知っているぐらいで大丈夫だと思います。とにかく、すでに上から眺める身体を持っている、それを理解するのが大切です。持っていて使わない、というのは自由です。選択できます。でも、自分には上に立つ資格、能力がない、と思っていれば不自由になります。自分の中に強い自分を見つけて、それぞれの場面でまた頑張る。これだけメンタルに効く動きがみつかり、これまで以上にたくさんの人に喜ばれそうな予感がします。

会社の研修でもただ大声を出すだけ、形だけのお作法練習ではやる気が出ませんし、本当の意味で身に付きません。うまく、楽しみながら自分を知る研修とかあればアイデアを出しながら、自分で壁を乗り越えられる人材育成ができると思います。お手伝いできることもあるかもしれません。お問い合わせください。

山口潤の動きを体験する方法

このウェブサイトで紹介している動きは全て、誰にでもできるものです。

理由は" 体そのもの "の使い方だからです。

これまでたくさんの" 方法 "を学んできたと思います。身につけられた方法と身につけられなかった方法、いったい何が違うのでしょうか?

私はそこに現代人が忘れてしまった" 体の使い方 "だと感じています。

便利でなかった頃は体を頼りに生きていくしか方法がありませんでした。でも、今は体を使うよりも、機械やサービスを活用したほうが効率的です。効率を重視してきた結果、多くの人が体の使い方を忘れてしまったようです。

実際、私の講座にはプロとしてお仕事をされている方もよく見えます。他人の体は治せても、自分の体の動かし方は苦手なようです。私がお渡しするのはある意味" 超アマチュア "な技術です。だからこそ" 誰にでもできる "のです。

各地に講座もありますし、出張稽古も受け付けております。

 

山口潤プロフィール

3歳から父の影響で少林寺拳法を始める

18歳で中部大学少林寺拳法部に転籍。学生連盟の仕事を通して少林寺拳法の楽しさを知りました。

22歳、大学卒業の年、甲野善紀先生に出会い衝撃を受けます。

その後、父の道場に戻り指導を始めながら身体感覚の研究稽古を始める。(以来、ずっと、新しい発見が続いています。)

10年ほど前、父から少林寺拳法の道場を引き継ぎました。

少林寺拳法の全国大会に愛知県代表として出場したとき、肩を壊しました。それがきっかけになり、それまでの仕事を辞め、身体の楽しさを伝えることを仕事にしようと決意をし、カラダラボの活動を始めました。

コネもビジョンもなかったのですが、思いが伝わってくれたのか、定期稽古は名古屋、浜松、掛川、大垣に、文化センターの講座は名古屋を中心に10か所ほどに増えました。ありがたいことです。

活動の場面はいろいろと増えておりますが、毎日、ずっと、体に目を向け、声を聞き続けています。


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