呼吸と仙骨
初めて呼吸について体ではっきりと動きとして自覚できました。
その方向は「前後」です。この前後の運動は相手との「間合い」を作り、コントロールします。相手から見て奥行であるこの方向の運動は見えにくいので、気配の出ない動きになります。
具体的な技としては突き、崩しにはもちろん、寝技的に抑えられた状態から起きるときにも有効です。
また、ふっと触れただけで人が飛ぶような不思議な技、そこへの手掛かりにもなりそうです。
捻じられない腕
先月、肩甲骨と骨盤を開いて「ハリ」を作ることの大切さを稽古しました。二つのものは左右へと開くことで「ハリ」が生まれます。ハリが生まれればそれが強さになります。
そのハリが腕にも脚にも使えることがわかりました。腕は尺骨と橈骨を使って、脚は脛骨、腓骨をそれぞれ開き、ハリを作りますこのハリがある状態は一つの大きく太い骨になったような感じです。手首を取られ、関節を決められそうになっても、平気でいることができます。小手返しや二教、ねじりが必要な状態に持っていけないのですから不思議です。
王様効果
椅子の上に立ってみてください。
どうですか?頭がすきっと、軽くなっているのに気が付きませんか?
先日、たまたま頭が煮詰まった時に、たまたま、椅子の上に立ってみたんです。すると、その瞬間、頭が軽く気分がいい自分になったことを自覚しました。
この状態で柾目返し(手を抑えてもらい、上げる技)を試しました。足元が居つかず、浮いていられる感じがします。椅子から降りて「感じ」を比べてみましたが、普段気が付かない間にずいぶんと足元に力みを作っていたみたいです。
よく、喧嘩するのはレベルが同じだから、といいますが、そのレベルは上下の高さのレベルなのかもしれません。つい、上下というと、頭の高さ、目の高さを比べてしまいますが、足元の地面の高さがカギになっていそうです。
大人の武道塾【浜松】
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