自分のカラダに本心を問う

時間はカラダ、ココロは空間、というお話しを進めてきました。
その途中で、関節が気になるようになって、日記を中断していましたが、ここで途中経過を報告させてください。

空間を意識した動き方ですが、カラダそのものを「見て」動くのではなく、カラダを「穴」と「見て」その周りの「枠」を動かすようにするものでした。言葉だけでそれをお伝えしていないので、説明に無理がありますね、すいません。(動画で雰囲気でもお伝えできるようならアップします。)

枠を意識して動いてみると、カラダが空っぽになったような軽さが生まれます。自分のカラダの中から動く、というよりも、環境に引かれ、導かれるように、動いてしまうような感じです。
 
 
 
武術のような状況設定でなにかを行うときにはココロに不安が生まれます。そのココロに生まれた不安はカラダに緊張と言う形で表されてきます。この緊張そのものをカラダの枠を意識することで、消してしまおう、というのが、この使い方の目的です。

それまで、自分のカラダの「内側」に意識を向けていく事になんの疑問を持っていなかったのですが、枠の感覚に気づいたことで、外へと向けるようになりました。

この空っぽのカラダを意識し続けられるうちは相手とチカラがぶつかりそうになっても、不思議とチカラはぶつからず、お互い気持ちよく、動きを共にする事になります。
 
 
 
ただ・・・当然、お互いのチカラの差によって、ぶつかる事もあるわけです。立ち技では自分の体勢が充分にとれるものの、普段稽古しない寝技の形になったときには枠を意識をして動くことが難しい、という事がわかり、その対応策を考えていました。

その一つとして、関節の役割が現れてきたんです。

関節はより軽やかに動かすためにあるのではなく、ふらふらしないために、つまり、止めるために存在する、という考え方です。

自分のカラダを意識しなくてはいけなくなったとき、関節にチカラが集まり、カラダが崩れていきます。この崩れを自分の弱さとしてみるのではなく、自分のカラダが教えてくれている、とありがたく受け止められるようになったというお話です。

考えることなく、自動的に、自分のカラダで一番弱いところが見えてくるわけです。ボトルネックの部分ですね。そのボトルネックの部分を意識して、サポートしてあげると、結果的に、いつものチカラでは動く事ができなくなります。その状態でしばらくいると、だんだんとお腹や背中が動き出したくなってくるのです。

結果的により体幹部を働かせて技に出来ることが出来るみたいです。
 
 
 
僕はこれをただ技として相手を崩すときだけにつかうのではなく、日々の生活の中でも使えそうだな、と直感しました。

不安がそうです。

不安や弱気が生まれてくる状況をこれまではマイナスとして受け止めてきました。しかし、これはココロがそこが弱くなっているよ、という事を教えてくれていることではないかと思ったんです。この弱気や不安に対して、それを消そうとするのではなく、むしろ拡げてあげて、自分のカラダを動かなくさせるんです。結果的に、不安にカラダが押さえつけられ、動けなくなります。

そして、問うんです。

「じゃあ諦める?」

関節の動きから腹や腰にチカラがたまって来たように、自分の中の覚悟のようなものが、生まれてくる気がします。もちろん、その覚悟が足りなくなるときはあるでしょう。その時には、じっくりと時間をかけて自分に向き合い、その思いを高めていければと思っています。
 
 
 
カラダを空っぽにする枠の技、そして関節をあえて固めることで、自分のカラダに本心と言う強い思いを満たす技が対になっているかもしれません。

言葉や思いをカラダを通して体感できる喜びを一人でも多くの人と共有したいと思います。そのために必要なことは何だろう・・・。まとまりませんが、また続きを報告すると言うことで、お許しください。

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