学校での学び方がある。基本を学び、応用していく学び方。楷書、行書、草書という学び方。でも、他にはないんだろうか?私自身、この学び方は合わなかった。まず、基本の段階で結果がでないから続かないのだ。
子供達を見てみよう。
彼らは絵を描くときに、基本をしっかりと使って描いているわけではない。ただ、自由に、好きなものを書いているだけだ。
ダンスもそう。ただ、踊る。そして、それがとても楽しそうで、私達の心をうつ。
なぜ、大人はそれを出来ないのだろうか?
状況と状態という話をした。
大人はどうしてもそのルールの中で考える。
絵であれば上手に、あぁ、踊りもそうか(笑)。
下手ではだめだぁ・・・と、つい、考えてしまうのだ。
下手を認めて、楽しくやれればいいのに、それが難しい。
状況に振り回されてしまうんだな。
自分の状態、つまり、感情をよ~く見てみよう。
今、楽しいかどうか?それをわかることが第一歩。
とはいえ、自分が楽しいかどうかってのはなかなかわからないかもしれない。
だからこそ、身体に助けてもらう。
人間は姿勢によって感情が決まる。身体にぐっと力を入れながら、楽しくリラックスすることがどれだけ難しいか・・・わかってもらえるかなぁ?
足裏を浮かせて、正中線を伸ばし、軽やかに。
その姿勢の時の感情を見てみると良いと思う。
まず、自分が求める状態、感情を決める。その状態を維持したまま動けないか確かめてみる。つまり、まず、楽しい、動きの良し悪し、結果がどうかは二の次でいい、そんな上達の道順もあって良いと思う。このブログで残している「上達のための足跡」はそれのお手伝いが出来ればというもの。決して、ゆるぎない基本として残しているわけではありません。