【リアルタイム】首を締められたら

馬乗りになって、首を締められる。なんて、凶悪な状況なんでしょう!!
 
なぜか、今、その状況を乗り越える、という稽古をしています(笑)。今、出来る事がどこまでで出来ない事はなんなのかを探っていたら、こうなっちゃいました(笑)。
 
状況を確認しましょう。地べたに仰向けになって寝転びます。その上に馬乗りになって、しっかり、体重を乗せて、首を締めてもらいます。まぁ、そのままですね(笑)。さて、どうしましょうか?
 
やってみるとわかるんですが、首が怖いんです。やっぱり、息が出来ないですし。そうすると、つい、首に意識が集まってしまい、相手とケンカになってしまいます。ケンカをしてなんとか出来ても面白くありません。
 
では、どうするか・・・。心臓が転がるように、そこから動いてみます。すると、相手は首をしっかり押さえているからこそ、こちらの心臓の動きに気づく事ができません。ちゃんとここ(心臓)を見ててよ、というと、あっ、ホントだ、とそこから動くのを分かってくれます。でも、ついつい、首を締める方に一生懸命になってしまうのです。不思議ですね。
 
 
ですから、首を締める、というのは思ったよりも簡単なんだ、と分かりました。それでいて、印象は抜群です。コストパフォーマンスが高い、って感じです(笑)。しかし、これが袈裟固めのような柔術系の抑え方になってくると、だめなんですよね。首を締められても、朝起きるようにむくっと普通におきる事ができました。それは相手がこちらの胸に意識をしていないからです。でも、袈裟固め等は相手も胸でこちらを抑えてきます。自然と、こちらの胸の動きが伝わってしまうんです。おぉ、すごいぞ、柔術・・・と思いました。
 
 
つまり、頭で考えることと、実際に働きを生み出す動きは違うんですね。コンチクショーと相手を抑えようとした時、素人はやっぱり、この手を使います。憎らしくて、つい、手で首を絞めるかもしれません。でも、それでは普通に返されてしまいます(笑)。コンチクショーと袈裟固めをかけてくる相手って想像できません。武術は頭を柔らかくする効果が絶対あります。分かっていてもつい、やってしまう事のバカらしさを教えてくれるんですから。
 
そして、今私の目標はこの袈裟固めのように、胸を胸でつぶされて身動きが取れなくなっている中でどう、普通に起き上がれるかを考えています。さてどうなることやら。

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