爪の効用はバージョンがあがりました

日曜日の稽古のおかげでずいぶんと、「爪の間」の事がわかってきた。

 

今年の初め、「爪」をつかう事の意義を見つけ、動きの「精度」が段違いになった。

普通の人はそんなことぐらいで、というかもしれない。しかし、爪という「確かな」ものを意識できるのだから、使わない手はない。

特に、目的のはっきりしている人は。 その爪が今、バージョンアップしたのだ(笑)。

 

爪は動かないもの。自分の中の一番固いもの。道具のようなものだ。

それでも、そこに「ある」のだから、爪を使っていることが相手に伝われば当然、止められやすくなる。

だからこそ、秘伝が生まれ、自分が不利になるような事は教えなくなるんだろう。

 

しかし、カラダラボは一番を競っているわけではない。

とにかく、身体の事、心の事、人間の事、自分の事をもっと知りたいと思い稽古をしている。

爪の働きが見つかったら、隠すことなく、全部、それを伝えるのだ。

爪のようにそこにあるものでさえ、以外とそれを自分のものにするのは難しいみたい。

きっと、古い頭が一生懸命止めるんだろう(笑)。

だからこそ、より、稽古を通して頭を柔らかくする必要がある。

 

それでも、人間は不思議だ。 頭ではわからず、自分ではできなくても、「止めることはできるようになる」のだ。

きっと、それは、身体が覚えているから。もちろん、無意識のレベルで。

初めて爪の威力を食らうと頭も身体も心も全部、びっくりする。こんな簡単に人が崩れるのか、というぐらい簡単に崩れる。 それが1か月、2か月、普通に暮らしているだけで次、爪の動きを食らっても、驚かなくなるのだ。

自分ができなくても、人にはこれぐらいできるのだ、と認識が上がっているのだろう。

人間への可能性が広がっていけば、そのうち、自分にもできるはず、と気持ちが変わってもおかしくない。

 

止めてくれる仲間がいるから認識が深まる。

爪の働きが良かったから爪から離れられなかった。小成は大成を妨げるのだ。

そして見つかったのは「爪と指の間」。爪は動かない。爪の裏にある指も動かない。動かない者同士で挟まれた間だってやっぱり動かないのだ。

この動かなさがいい。そこに間が「ある」と思い手を動かしてみると、これまた、全然、違う感じになった。同じ自分の手とは思えないぐらい。

こんな気付きの繰り返しが稽古なのだ。反復練習なんてもう、ずっとやっていない(笑)。

 

身体感覚の稽古は普通の繰り返しの練習と違い、わかりにくい。

でも、わかりにくいからと言って努力だけの練習で年齢に勝てるはずがない。

自分自身への認識をどんどん変えていく事ができれば加齢だってありがたいものに代わる。

 

カラダラボは自分の中の「興味」を大切にしています。 基本的に稽古は一回稽古制。義務感無しに稽古することで自然と、自分の身体を考えるようになります。 月に一度、半年に一度、年に一度でもかまいません。とにかく、ご自身の身体の事を考え、感じてあげて下さい。

開催日

会場

会場住所

時間、参加費など

6/4(土)

大垣市興文地区センター

大垣市東外側町2丁目24

初心者18:00-20:00

常連17:00-20:45【3000円】

6/8(水) 名古屋緑道院 名古屋市緑区浦里4-202

初心者10:00-12:00

常連10:00-12:00【3000円】

6/11(土) 浜松市福祉交流センター 浜松市中区成子町140-8

初心者16:00-18:00

常連16:00-19:00【3000円】

6/15(水) 掛川市 竹の丸 静岡県掛川市掛川1200-1

初心者19:00-21:00

常連18:00-21:00【3000円】

6/22(水) 名古屋緑道院 名古屋市緑区浦里4-202

初心者10:00-12:00

常連10:00-12:00【3000円】

6/23(木) 古瀬戸公民館 愛知県瀬戸市西拝戸町16-10

初心者10:00-12:00

常連10:00-12:00【3000円】

6/25(土) 名古屋緑道院 名古屋市緑区浦里4-202

甲野善紀先生講習会

常連14:00-17:00【6000円】

問い合せ:karadalab@gmail.com 090-5606-5648

お申し込みは下記のフォームをご利用ください。

題名に参加したい日時をお願いします。

定期稽古以外に出張、個人の稽古をご希望の方はこちらに。

お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

申し込みの場合は参加稽古会名をご記入ください。

メッセージ本文

SNSでもご購読できます。