胸鎖関節その2

胸鎖関節が動く事でなぜこれほど変わってくるのか?

人間の事だから「ココロ」の働きは絶対にあるはず。動く事で楽しさを感じ、未来に可能性を期待する。期待の前借をしているのかもしれない。このまま終ってしまえば、前借した分のお返しが必要なので、楽しさ以外のところで成果を残しておかないと、後で苦労してしまう。

「術」というと難しさを感じるけれども、単純に胸鎖関節間の距離が短い、という事が働きを生む一つの原因だと思う。左右の切り返しがこの2つの間で行なわれるのだから、早いに決まっている。デンデン太鼓や竹とんぼをイメージしてもらうと分かりやすいだろうか?軸の太い竹とんぼは廻しにくいですよね。

そういう意味で考えると、「背骨」は「正中線」となり、背骨で回れば軸が作りやすいような気がする・・・。でも今までは難しかった。背骨を正中線として軸にするというのは武道で言えば「当たり前」になるかもしれません。でもなかなかうまくは使えない。働きが無かったんですね。その正中線が結果として出来たものではなく、背骨ありきで作ってしまったからかな。

胸鎖関節を指で触りながら左右に振ってみる。

「意識」しようとしても難しいですが、「触れて」いれば自然と意識が向いていきます。股関節の時と比べてもずいぶんと意識しやすいと思います。振っていくと遠心力なのか、肘が外へと飛び出していくような力に気づくはずです。自分の中から「生まれてくる」力は大切ですから、これを大事にしてください。ブンブン、と振りながら飛ばしてみましょう。動きがあれば支点が分かりやすいはず。

これであってる・・・?と聞くよりも何が楽しいかを探すつもりで、工夫してみてください。

SNSでもご購読できます。