和歌山に出張講座に行ってきました。
お相手は高校の体育の先生ですから
普段の講座とはちょっと違いました。
子供たちに「元気」を・・・と思っていたところだったので、
カラダを普段間近に接している方たちとのご縁は貴重です。
それぞれの先生が自分の専門をお持ちのようで、
ラグビー、野球、サッカー、カヌー、介護・・・等、
質問も多岐にわたり、熱心さを感じてきました。
それでもどの質問にも困ることが無かったのには
通常の「コツ」とは違う、「身体操法」だからこそだと実感しました。
スポーツの動き「だけ」が変わるのではなく、
「生活そのもの」が変わるからこそ、働きが出るんですね。
技として形で動きを作ってしまうと
「応用」ができずに技は出来ても生き方までは変わりません。
技ではなく、自分のカラダのなかにある流れや違和感を
意識していくと、ただそこにいるだけでも楽しくなります。
単純に生活できていた時代とは違い、
現代はアタマを高度に働かせなくてはいけなくなってしまっています。
どんなに世の中が便利になっても
自分の中に生まれた詰まりを取り除けるのは自分しかいません。
答えがある安心感ではなく、問いを楽しめる余裕をカラダは教えてくれます。
楽しい時間をありがとうございました。