あけましておめでとうございます。
2010年、新しい年が始まりました。
テレビの討論番組を見ていると、大変な年になる、
と期待感よりも不安な気持ちの方が世の中を覆っているように思います。
この先起こる様々な事をどんなに怖れたとしても、
それがなくなるわけではありません。起こるものは起こります。
大切なのは一つ一つの場面で自分が自分らしく、
納得いく振る舞いを出来るかどうかだと思います。
とはいえ、はじめて経験する出来事に対して、
自分らしく振舞うだなんてできるだろうか・・・
ついそんな事を考えてしまうかもしれません。
すでにある問題をパターン化し、
繰り返し練習をして自分のものにするタイプの練習が
これまでのスポーツや勉強の形です。
ある程度予想のつく範囲のものならばこれでいいかもしれません。
右肩上がり、といわれた時代は予想がつきやすかったのかもしれません。
しかし、今のこの時代で求められる力は記憶を主としたチカラではないようです。
どんなに苦しくても、笑顔を忘れず、
楽しく「今」に向き合う事が大切だと思っています。
この笑顔を忘れない力はどんなものにでも応用が可能です。当たり前ですが。
苦しくてもがんばる、というのも一つの対応ですが、
無理をしている様子は必ず相手にも伝わってしまいます。
無理をして笑顔を作るのではなく、
本当にその瞬間を楽しむ事ができれば、
その楽しさも相手にちゃんと伝わっていくはずです。
今、この瞬間をどう考えて、楽しく過ごすのか、というのも一つの方法です。
もうひとつ、方法があります。
カラダの方をいつものびのびと楽しくさせ続けるのです。
顔だけではなく、カラダ全体でいつも楽しく
愉快に笑っていられるようにしておければ
自然と気持ちにも楽しさが生まれてきます。
その楽しさで仕事でもなんでも向かい合えば、
結果は自ずとついてくるはずです。
今年一年、生きる楽しさを感じるための方法を伝えて行きたいと思います。
決して「答え」を教えるわけではありません。
万人に合う、答えなんか無いからです。
自分の中で納得できる答えを生みだすチカラを伝えて行こうと思います。
そのための方法が「稽古」なんです。
オーダーメードの稽古を作るつもりで、しっかりと大切に、
全力で伝えさせていただきますのでよろしくお願いします。
今月すぐに甲野先生の名古屋講座(定員があります。)がありますし、
定例稽古もあります。
私が講師を務める文化センターの講座もいくつかありますので、
興味がある方はぜひお越しください。
文化センターでの講座は見学などもできるはずですから、お問い合わせください。