量質転化と稽古

甲野先生のメールマガジンが届いた。普段、普通の本には出て来ない話や、動画を交えた技の解決など、マニアにはたまらない内容。
コーナーの一つに質問コーナーがある。長いおつきあいをさせてもらっても、なかなか、言葉で先生に聞くことができません。僕の性格の問題なんですが。聞きたかった事をうまく、言葉にできないんですよね。
その聞きたかった事が、聞けるんです。今回の質問は地道な稽古の良し悪し、量質転化についてでした。
稽古は練習と違って、苦労が結果に結びつきません。何かに、ひらめいた時にはもうすでに、「出来そう」だ、という予感がやってきます。それまで、やった事がない事でもです。いや、それを目的にして練習してしまうと、逆に出来なくなってしまう事かもしれません。
根本的に何かが変わるんですよね。変わった!って感じられる時は不思議です。今まで見て来なかった自分なんですけど、その自分はずっと、自分の中に居てくれた感じがします。だからこそ、自信を持つ事が出来るんです。忘れていた自分なのかもしれませんね。

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