【冊子】時間を味方にする方法

時間は流れるものです。
そして、その流れは止まりません。
しかし、武術はその時間もうまく味方につける技を持っています。
ちょっと難しい書き方をしましたが、「疲れ」というキーワードで考えてみるとわかりやすいはずです。
時間は流れているものですが、それを私たちがどう、感じているのか?考えたこと有りますか?
 
 
 
その時間を「疲れ」を通して感じてみるのです。
相手と衝突した瞬間、そこに相手を受け止める「力」が必要です。
相手の力が大きければ大きいほど、たくさんの力が必要です。
 
 
 
その力をどこから持ってくるのか・・・。
その力が「筋力」だとしたら、時間とともに、「疲れ」が溜まっていきます。
しかし、相手も同じように、疲れていきます。
消耗戦に突入ですね(笑)。
 
 
 
この時、バランスの力を使うことが出来ると、相手が疲労していくスピードに比べて、こちらはあまり疲れなくなります。
つまり、相手にとっては時間は敵。自分にとってはその時間が味方になるのです。
すぐに勝負を決する必要がなければ、相手の力が失われていくのを待って、もうやめよう、と交渉すれば、戦わずして、決着を着けずして、戦いを終わらせることも出来るかもしれません。
平和的です(笑)。
時間を味方にする、という事は普段の生活にも使えるんですよ。
例えば、誰かを好きになった。どうにかして、手に入れたい!
そう考えたとします。
この時に必要なのは瞬間風速。
とにかく、時間をかけてる暇はありません。押して押して押しまくるのも一つの手です。
 
 
 
でも一生を添い遂げる人に対しては瞬間最大風速を狙うと、大変です。だって、疲れちゃうんですもん(笑)。
そういう人にはじっくり、時間をかければかけるほど、育っていくものを探していくといいんです。
最近では「美しさ」というのが女性のみならず、男性にも求められていますが、どうしても見掛けの美しさは時間が敵になります。どうがんばっても、シワが一本、二本と増えていきますよね。そこにしか「美しさ」がない、と考えてしまうと、まぁ、同年代の人よりかは多少長持ちするかもしれませんが、負けが決まっている戦いです。
ですから、それ「プラス」、年齢とともに磨き上げいけるもの、積み上げていけるものを探していくのがいいですね。
 
 
 
古武術による身体感覚の探検はまさに、それじゃないかと思います。
自分の感性を磨いていけるわけですからね。
時間を味方にしましょうね。
 
 
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