【稽古日誌】手首に歩いてもらう術理

金曜、土曜、日曜と、大人の武道塾を連続開催。
ずいぶんと研究が進んで、これまでの動きとはまた、レベルが変わってきた気がします。
 
技を通して確かめてみると、確かにそこに違いがあって、技を受けてくれる人からも不思議さが楽しい、といわれるんですが、いつも、この新しい動きは、日常生活のあの動きに似ている・・・って思ってしまうんです。
苦労して、新しく身につけたのではなく、まさに「発見」なんです。
 
普段、当たり前すぎて気がつかない動き。
例えば、こうしてブログを書いている時のキーボードを打つ指先なんかはどう動かしているのか分からないけど、確実に、頭に浮かんだ言葉を打ち、文字にしています。
思っただけで、末端が動き、形にしているってすごくないですか?
 
足らないから、練習する。
できないから、新しく知識を吸収する。
 
ついつい、自分の事を足らない、と思ってしまうのは日本人の癖です。
それだけ、子供の頃から勉強する事に集中してきた結果かもしれませんが、根底に自分に対しての満足が有るのと無いのとでは大きく違います。
もう、すでに、皆すばらしい能力を持ち合わせている、それを確信しました。
 
面白いのは、私という自分に対してはまだ、疑っているんです(笑)。
でも、人に対しては、もう、可能性の塊にしか見えません!
ホント、笑っちゃうぐらい、ネガティブですね(笑)。
 
 
 
さて、忘れないうちに、昨日までの3日間で分かってきた事を覚書として書いておきます。
先々週の金曜、土曜で「腕を捨てる」という使い方が見えてきました。
かわいい子には旅をさせる、という言葉の意味を身体で確かに感じて見ると、体幹部という親がでしゃばらない方がはるかに、この腕と言う子供が自由に働くんだ、と分かりました。
 
信じられないかもしれませんが、どんなに押さえつけられても、この腕は自由に、どこへでも、トコトコ、歩いていくのです。
ちょうど、人差し指と中指が両足の役目をして歩いていきます。
かわいいですよ(笑)。
 
 
 
こんな動きが出来るようになりました。
仰向けに寝転がり、両手を万歳。この状態で、両腕を力いっぱい押さえつけられるのです。
やって見ると、わかりますが、お腹に力を入れると、身体がねじれます。うまく、体幹部の力が押させられている腕にまで届かないんです。
寝転がっていますから、体重と言うエネルギーも使えないですし。
 
今までは、この状態は脱出不可能、「ダメ」な状態だったのです。
 
しかし、これは親が子供を心配しているから、子供が自立していけると思っていないんですね。
この時、親は諦めて、万歳をします。腕をしっかり、もう、身体から、ポンと上へと捨ててみます。
すると、腕には全く力がはいりません。当たり前ですが。
 
そして、おもむろに、手首を起こします。
どうやら、この手首を起こす、というのもポイントらしく、思春期を超え、自分の人生を自分で生きる、という宣言に近い働きがあるみたいです(笑)。
 
 
 
手首を起こして見ると、肘から先の腕の部分にぐっと力がみなぎります。
なんだろう?仙骨に生まれた力が背骨へ通ることで生まれる力に似ています。
そして、いよいよ、指に任せて、動いてみるのです。
すると、さっきまで、ビクともしなかった腕がなんの苦労も無く、好きなところへと進むようになります。
 
 
写真やビデオをとっておけばよかったですね。
すいません、気がきかずに。
今度、とってもらいます。
 
 
 
できない技ができるようになる。
頑固な頭にはこの経験こそ一番の薬です。
頭は変化を嫌うそうです。
もちろん、成長したい、という思いもあるみたいですが、同時に、リスクは負いたくない、危険な事はしたくない、という気持ちが自分の行動力を止めてしまうそうです。
 
武術は常にリスクとの戦いです。
自分に感じる壁、これは心の壁とも言えるし、具体的な力として感じられる身体的壁であるともいえます。
 
いや、力を感じる事のできる身体的な壁だからこそ、処理ができるんです。そうそう!
 
みんな内観、内省をすれば、どこかに自分の限界という心の壁を見つけることはできると思います。
普段は考えたくないだけで、見ないようにしているだけですから。
しかし、心の壁を見つけても、どうしようもない、のが現実です。
だって、心を触る方法って私たちは知りませんから。
 
でも、身体に生まれた限界は身体を通して触る事ができます。
触ってみて、研究して、工夫していくと、その壁は自分が作った壁だ、という事も分かります。
自分が作ったのだ、とわかると、今度はその壁を消してしまう事もできるんですね!
 
 
 
身体でどんどん壁を消す訓練をすると、心の壁も消しやすくなります。
すると、不思議な事に、壁が無い方がいいのではなく、壁があるからこそ、自分の成長が分かるのではないか、と思うようになります。
壁は嫌なものではなく、必要なものなのです。
 
 
サッカーや野球など、スポーツには敵が必要です。
その敵と戦うことで、自分の力を感じる事が楽しいことですよね。
この時、敵が力を抜いて、まったくはむかわなくなったら、楽しくないですもん(笑)。
 
 
 
おっと、足の指に引かれてうごく、というのを書くつもりだったのに・・・。
また、次回、いや、いつか、書きます。
ありがとうございました。
 
 
 

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