1月、2月の展開、骨の隙間、筋肉の隙間、上への重力

現時点での研究をまとめておきます。

今年に入り、毎月どころか、毎週のように新しい使い方が見つかって、それぞれを深く掘り下げる余裕もないまま、今に至ります。

 

 

 

1月の半ば、骨と骨の間にある「隙間」に気づきました。

 

その「隙間」を動かすようにすると結果として隙間を構成する二つの骨が同時に動きます。その二つに連れられ、他の骨ももともと持っていた関係によって結果として動く事に。

 

 

 

隙間を「意識」しているだけで、他の全部がきれいに動くんです。隙間自体は「形のないもの」ですから壊れにくいです。自分でも見つけにくいぐらいですから、相手からもなかなか見えません。だからこそ、相手に先んじて一つ早く動く事が出来ます。この隙間を動かす感覚に気づいて筋肉で動くのではない動き方がわかりました。筋肉だけの世界から骨の世界へと広がりました。

 

 

 

 

 

その隙間への理解がきっかけとなって、いろいろな所に隙間があることにも気づくようになりました。どうしても「形あるもの」を見てしまっていたんです。

 

しかし一度「隙間」の存在がわかればもともとあらゆるところにある隙間です。見つけるたびに新しい世界が広がっていきました。

 

 

 

その中でも大きく違ったのは「筋肉の隙間」です。

筋肉は繊維で、束です。小さく細いものが集まって出来ている、そんなイメージありますよね。

その筋肉の一つ一つをばらして使う感覚に気づきました。

筋肉の束をばらしたとき、その間にあるものが隙間です。

 

 

筋肉にも隙間があるんだ、と気づいてみると、それまで、ぐっと力を入れていた自分を冷静に観察する事が出来ます。

 

緊張しやすい性格も、疲れやすいのも、不器用で細かい事が苦手なのも、全部、筋肉を固める事しか知らなかったからなんだ、そうわかります。

わかっただけで心が晴れやかになり、軽くなるんですから不思議です。

 

 

 

考えてみると、筋肉は「ほぐす」といいます。でも、ほぐれた瞬間の自覚がなかった私は意識をしてほぐす事が出来なかったみたいです。もしかしたら何十年もの間、ずっと、緊張させてしまっていたのかも。

 

 

 

筋肉の隙間を意識する事で筋肉をバラバラに使う事ができます。

もともとは無数の細い繊維状のものですから、バラバラにできる、と知れば動きは全く違ってきます。身体はそういう風になっているんです、認識が変わればすぐに動きは変わります。

 

 

 

 

 

筋肉をバラバラに使う事で普段の生活の中での力みも格段に減ってきました。むしろ、普段の生活の中では力むか休むかしかなかったみたいです。リラックスっていうのはほぐれた状態を言うんでしょうね。でも、自己否定が強かった私はずっと、力み、身体を固めていたみたいです。

 

 

ほぐれる自分を眺めるように生活をすると、気づかなかった小さな力にも敏感になれるみたいです。ふとした瞬間、足裏に小さな力を感じました。そして、それが

重力」なんだと気づいたとき、また、それまでの自分の考えがひっくり返る事になったんです(笑)

 

 

 

重力は上から下に考える事が多いはず。上からの圧力です。

武術的にはよく、膝を抜いて、といわれるように踏ん張りを消した瞬間のタイミングで動け、と言われます。上から下の流れを作った瞬間に「乗る」んです。

 

不器用な私は当然のように乗れませんでした。だからこそ、余計に力む筋肉にたよってしまったのかも。

 

その上から下という常識が、足裏に感じたわずかな力がきっかけで「真逆」に思えました。

身体の重さがあり、重力が掛かります。当然といえば当然ですが、地面があり、そこで「跳ね返って」くるわけです。その「瞬間」だったんだと思います。

 

 

 

それまでの私の身体は力み、小さな力を感じる事ができませんでした。リラックスが進んだ事で、重力が身体に一番最初にかかる瞬間を見つけたわけです。しかも、跳ね返ってからの力ですから、力まなければ跳ね返った後の余韻にも乗る事ができます。タイミングを逃してはいけない、そういう考え方も力みを生んでしまっていたみたいです。

 

 

 

 

簡単にですが備忘録として書かせていただきました。

そして、ここからさらに研究は進みました。動物から人へと進むためのものです。気づく事が多すぎてなかなかブログにまでまとまりませんが、興味を持ってくださる方はツイッターを覗いてみてくれるとうれしいです。

 

 

 

次回、互い違いの動きについて報告します。なるべく、早くに(笑)

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