先月から稽古に来ている、小児科医の女性がいる。彼女は弱い自分、勇気がもてない自分を何とかしたくて来ているらしい。
自信が持てないというのは僕も同じだったので、はじめて稽古にきたときに、自分がカラダを見直す事で変わってきた事を伝えた。普段振り回されっぱなしのココロを感じるのは、カラダを通すのが一番だと思っているので、普段の稽古がどう気持ちにつながっているのかを話した事は覚えていた。
その彼女から先週カラダの奥から震えるほどうれしい言葉を聞く。
「死にそうな患者さんが来られたとき、頭痛がして、手が震えるんです・・・、それが先生の言葉をきいて無くなったんです。」
すごいのは彼女である。現実に生きるか死ぬかを自分が背負って生きているわけです。その重圧ってすごいと思う。言葉に書く以上に、その現場にいれば感じるに違いない。それを彼女はずっと経験してきての言葉だ。カラダの楽しさ、可能性を伝えたい、と思っている自分にとってこんなに勇気付けられる言葉って無い。
10月からはこれまでとは違った形で指導もはじめる事になる。一歩を踏み出す前は、未熟な自分にできる事、伝えれる事があるのかと、考えて悩んだ事もあったし、今でも手探り状態は続くけど、こんな言葉を聞いたからにはやる気が出ないわけ無い!頑張ります。
勇気100倍♪
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コメント
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とてもいいお話ですね。
なんだか私まで嬉しくなりました。
じ~ん、って来ました。ほんとに。
それにしても久しぶり・・・また一杯やりましょう。