回り道

 これまで様々な稽古法を提案してきました。
 相手の力を手首、肘、肩、背中、腰、お尻、
 カカト、つま先、膝、お腹と流して
 丹田に「流して」いく稽古はずいぶんやりましたね。
 
 今思うとこれって、外側の力ばかりですね(笑)
 今いらない、と言っている外側の力を
 一生懸命に練習して損をした・・・
 そう思われるかもしれません。

 無駄に思えたこの稽古も、
 見方を変えると多少は意味もあったかなぁと思っています。
 
 外側を「上手」に意識して使ってきたことで、
 今度はでしゃばらずに
 「上手」に「止まっていて」欲しい訳です。
 
 意識して力を入れられないところは
 逆に考えると意識して力を抜く事が出来ない場所ですから。
 
 後からみれば回り道に見えたことも自分がそれだけ
 「経験」しているわけです。
 「経験」した分、「苦労」した分、
 何かを見つけたときの喜びは大きいですよね!

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