さてこの内側の力ですが、外側の力と比べてみる事で
質の違いを感じられると思います。
するするとした外側の力に比べ、
内側の力はとても粘り強く、
どこまでも出てきてくれそうな力です。
手を上げる、という話をしました。
小さな子供たちをみていると分かると思いますが、
本当にココロのそこから選ばれる事を望んでいれば、
自然とカラダが伸び上がり、
ぴょんぴょんと弾んでしまうほどの勢いが出てきます。
大切なものをタンスの隙間に落としてしまったとき、
無理と分かっていても手を伸ばさずにはいられませんよね、
カラダが「つって」しまうほど無理をして
手を伸ばした経験ありませんか?
そういう内側の力が私たちにはあるはずなんです。
ただいつのまにかその「見えない」内側の力は忘れてしまいます。
使いこなせないまま、忘れてしまうんですね。
何とかしなくてはいけません。
強く生きるため、楽しく生きるための大切なものなのですから。
内側の力を簡単に発揮するのには条件があります。
まずは外側を使い切ることです。
想像してください、
手をしっかり伸ばさず、そっと出します。
そして「元気」だけはたっぷりと出してみてください・・・。
出ないですよねぇ、これでは。
しっかりと腕を伸ばし、カラダ全体で上へ上へと行くからこそ、
元気も一緒に出て行くわけです。
話を聞く、解説を読むよりは体験するのが一番ですが、
大切な事なので何とか伝えていきたいと思います。