ドラゴンクエスト(以下ドラクエ)というゲームがあります。
RPG(ロールプレイングゲーム)と言われています。
このドラクエは私が小学生の頃、第1作目が発売されました。
当時このドラクエを購入する為に徹夜で並ぶ人たちが出たり、
ドラクエを買えなかった人たちが子供たちから奪っていく、
という事件も多発して社会問題化していました。
事件としてみれば色々ありましたが、
子供たちの世界もずいぶんと変わりました。
このゲームをクリアする為に夜更かし、徹夜をするのは
珍しくありませんでした。
今ほどゲームが「悪者」ではありませんでしたから、
親も寛容だったのでしょう。
一日中どころか、毎日ずっとドラクエですから・・・。
先日道場でこのドラクエ、RPGの話をしました。
RPGというのは「経験値」を集めて、
レベルを上げていくゲームです。
この経験値、レベルが低いうちは少ない経験値で「成長」を
することができますが、
レベルが高くなるにつれ、なかなか「成長」できなくなっていきます。
当然弱い敵ばかりを相手にしていてはなかなか成長できません。
弱い敵というのは「楽」な相手です。
自分が「死にそうな目」に逢わなくても楽々倒せてしまえる相手です。
こういう相手からは経験値はほとんど入ってきません。
この辺りの感覚が「現実」の世界をうまく表していたんだと思います。
自分が成長できる感覚、成長できる喜びがそこには確かにありました。
当時はまだ現実と仮想現実を比べればはるかに「現実」の方が強かったですから。
この経験値のシステムは今のゲームにも引き継がれています。
ドラクエもそのまま残っていますし、
子供たちの大好きなポケモンにも
経験値を重ねてレベルを上げるシステムがあります。
最近特に熱を入れて話している「元気」が
少しでも伝わればと思い、経験値と重ねて話をしましたが、
反応が良く、ちょっとうれしかったです^^
長くなってしまったので、続きはまた次回に。