昨日名古屋シネマテークに「甲野善紀身体操作術」を見にいってきた。
平日の朝という事だけに貸しきり状態でもいいな、と思いながら出かけると、もうそこには20人ほどのお客さんが・・・。映画館自体も50席ぐらいの場所なので、驚きました。
さて映画です。じつはもう既にDVDで見てしまった後でした。しかも車の中でヘビーループ状態。それでもこの映画の面白いところは、何度見てもいろいろと考えさせられる、というところでしょうか。
最近はドキュメンタリーでもたどり着くテーマが一つだけ、というのが少なくないですよね。甲野先生の講座に出て、術理をまなび、稽古すればするほど、あの映画から受け取るもの、引き出されるものは多いのではないでしょうか。
とりあえず、映画の中で気に入った部分を上げてみると、
足立さんが言われていた「枠を・・・」という部分。稽古でもついつい教えすぎてしまう自分にとっては反省させられてしまいます。同じように名越さんも「教えるのは邪悪・・・」と言われているだけに、苦笑しました。
名越さんといえば、「こんな成人(甲野先生のこと)がいるんだ・・・」との言葉は僕が感じた先生の印象と同じ!と思いました。僕の場合は理想を現実に生きるのはむつかしいな・・・と感じていたときに出会ったのが先生でしたから、そこですごく勇気というか、理想を生きる事は可能なのだと感じさせてくれました。
そして息子さんとの個人稽古。最近は講座でよくしゃべられる先生しか見てないので、「あの空気の重さの稽古」はうらやましいです。昔松聲館でつけてもらった稽古を思い出しました!
ぐぅ~っと引き込まれていってしまいそうな雰囲気は、今の時代ではなかなか感じる事が出来ません。どちらかの緊張がくずれてしまいますから。カラダラボでも真剣さをぶつけ合う事が出来る仲間作りをしたいと思いました。(そういえば、これは教える、教えられるではないですね!まさに感じる。最初で上げた事はこれで解決できるような気が^^)
子どもたちにこの人お父さんの先生なんだよ~なんていって見せてます。
「ふ~ん。」って答えてますから。それよりも、これ映画なんだよ、って教えたら、
「えっ!・・・変な映画」といっていたのが印象的です。
・・・まぁポケモン映画とドラエモン映画しか知らないからなぁ。しょうがないか(笑)
今は分からなくても深層心理にすり込まれ、
子どもたちが見た記憶は
いつか何かの形で花開くかも知れませんね。