リアルタイム報告

【リアルタイム】存在自体がエネルギー

ふと、一足出したとき、その足の裏に「違和感」を感じた。
とにかく、気になって、仕方ない。でも、その歩き方はこれまでの自分の「普通」の歩き方だ。
その「普通」が気になる、というのは、毎日毎日、いやな事を体験するわけだから、うれしい事ではないはず。でも、今の自分は、それが楽しいのだ。
コンプレックスを自分探しの材料に使えるようになった事と同じ理由で、自分が原因で生まれてくる「いやな事」も、次の世界への道しるべのような気がしてならない。
この歩き始めの一足が気になって、なんとか、この違和感を止めることはできないだろうか?と考え始めた。1週間ほどして、ふっと、体が軽く感じる体験をした。その歩き方を紹介します。
まっすぐ、肩幅に立ち、前へと歩くとします。私は左足からが多いです。この左足が違和感の元です。「歩きたい」という願望がつい、左足を前へと進みます。でも、これではダメだということ。武術的に敵を目の前においてみれば、そのダメさ加減はよくわかります(笑)。一歩足を踏み出した瞬間、気配が出て、倒されます。
いかに、気配を消して、前へと進めばいいのか。その答えです。
左足に対して、真逆である、右肩を斜め後ろ上方へと引いてみるのです。
その力が「体全体」を斜め上へともって行きます。その時、左足はすこし、浮き上がり、力みようがなくなります。足を地面から物理的に離すことによって、「前に行きたい」気持ちを抜いたのです。
斜め上へと体が浮いている間、体は一つにまとまろうとするようです。しばらく(と言っても、一瞬ですが)間をつくれば、体が一つにまとまります。
そのまとまった体が「転がるように」、前へと進んでいきます。
この時、原動力となる、力は、体そのものが持っている重さです。重さがエネルギーになる、というのは当たり前の話ですが、その重さに身をゆだねる前に、つい、筋肉で力んでしまうから、うまくいきません。
体の持っている重さというエネルギーを実感し、その体にゆだねることを覚えておくと、動き出しに力が要らなくなります。静かに、力強く、体を進めることができるようになるのです。
その体の動きをスローで撮影してみました。
蛍光灯のちらつきで見にくいですが、ご勘弁ください。

【リアルタイム】炎はソフトフォーカス

炎に興味が出てきてきたので、じっと眺めてみた。
そのためだけにオイルライターなんかを買ってきた(笑)。
じぃ~っと揺れる炎を見ていると、自分の意識がそこに集まっていくのを感じる。

ただ、その集まり方は嫌なものを見たときのようにピタッと止まるものではなく、なんとなく、そこ、という感じ。
この状態をよく観察してみると、意識の扉がすぅ~と開いている感じがする。
きっと、この瞬間、なにかを言われれば、疑問という壁を作ることなく、受け入れちゃったりするかもしれない。

この炎を相手にぶつけた時になぜ、相手が崩れていくのか、その理由がちょっと分かった。
相手はなにを相手にしているのか、見失ってしまったのだと思う。
「それ」を止めるのであれば、手を出せば良い。でも、なんとなく、ココロで感じてしまった炎は手では抑えきれない。その炎に負けないだけの炎か、一気に覚ましてしまうほどの冷静さが必要になるんだと思う。

まぁ、全部、そんな気がする、という話だから、ウンウンとは聞いてはいけない(笑)。
でも、その微妙な心の変化をしっかりと感じられるのだから武術は凄い!

【リアルタイム】情熱の燃やし方

正中線を上を底に作ってみると、浮きがかかる。一点に力が集まっているため、回りやすいというメリットがある。正中線という一本の棒だと考えてくれればいい。その棒は引っ掛かることなく、くるくる回るのだ。

棒をくるくる廻してみればどうなるか?
その棒が触れている点に熱が生まれる。
心に熱を感じる事はあっても、体を通して、自分の意思で熱を生むことができるとは夢にも思わなかった。
その僅かに生まれた熱は徐々に大きくなり、ちょうど胸の辺りに消えない暖かさを感じられるようになった。松明ぐらい・・・といえれば良いけれども、そこまではいかない。ほんの小さなロウソクが良いところだろう。

その炎を消さないように、動いてみると、不思議と相手が崩れていくのだ。
まるで、その炎を怖がっているかのよう。

なるほど、情熱があれば、技術は後からついてくる。
これまでの人生で情熱を燃やさなくてはいけなかった瞬間はあまりにも少なかった。
情熱を燃やすってこういう事、ってのを伝えられる自信ができた!
お楽しみに(笑)

【リアルタイム】上を底に正中線を作ってみた

正中線を立てる、という事を武道を稽古する人は気にする。まぁ、ダンサーやスポーツマンもそうかもしれない。

以前、仙骨を立てる、という事を意識していた事がある。仙骨に背骨を乗せていくような感覚だ。重力があるから、上から下へと力がかかっていくのは分かりやすい。でも、今日はそれとも真逆の話。

背骨を上へと押し上げてみるのだ。
ただ押し上げただけでは当然、軸は立たない。ふらふらしてしまう。
そこで、上に壁になるようなものを作ってみた。
具体的には左右の胸を中心に集めてカラダを固めてみた。
そこに背骨の力を流してみると、上へと力を流しながら、軸が立つのだ。

そしてもう一つメリットが。
浮きが信じられないほど、かかる。
足元がするする抵抗無く動けてしまう。ほんの少し前に足指を軸にする事で滑らかさを出したが、それ以上の動きが生まれる。

さらに、この動きが熱を生み、情熱へと繋がるのだ。

【リアルタイム】下駄にのろう

足指が丈夫になり、させるようになると、自分を力ます余分な力が抜けていきます。結果として、カラダに負担無く動けるようになりますが、もっと現代に有効な効果があることを発見!
 
 
それは、イライラの感情も抜けていくみたいなんです。
イライラの感情も元をただせばカラダに生まれる余剰エネルギー。その力がカラダにたまり、姿勢をつくり、感情を動かします。この時、下駄を履いていると、カラダにその力が溜まりません。
 
理由は分からずとも、カラダとして「そうなる」。ココが面白いところですね。
高価なものはいりません。ぜひ、お試しあれ。