リアルタイム報告

一番最初に見ているものは?

そういえば、お肌に気をつけだして、意外なところと繋がりだしてきました。忘れないように、ちょっと、書き留めておこうと思います。
 
それは「目」です。
肌を触覚と考えて見ると、目は視覚ですよね、あたりまえです。
それでね、触覚なんですが、肌も触覚だけど、筋肉や骨の感じってのも触覚の仲間なんだろうなぁ、て。
肌から入ってきた刺激が筋肉や骨に届くまで、これまで、「気づかなかった」ということかもしれない・・・、そう思いました。
 
 
 
最近はインターネットでたくさんの噂話が聞こえます。
自分がニュースから見聞きした事は実はうわさで、伝言ゲームのように、変化してしまっている事もあるでしょう。
体の中でそんな事が行われているのかも。
 
 
 
外からの刺激に対して、肌で気づいてみると速いんです。この速さが相手の認識を超えているから、力を使わずとも相手を崩せるんでしょう。
だんだんと、体の中に奥の方と表面の方があるんだ、と思うようになってきました。
 
そこで、視覚です。
自分が今、目にしているこの「風景」は果たして、ありのまま、なんだろうか?
 
目が見えるメカニズムはちょっと調べればどれだけでも出てきます。
しかし、その構造の専門家でも、自分の目をしっかりと使いこなしているかと言えば、きっと、全然です。
 
 
 
例えば、こうです。
目の前に振り下ろされる刀。
それを目にした瞬間、カラダがギュッと縮みます。怖いからね。
でも、それって、目に映った相手の刀を自分の脳が受け入れ、それに対して「怖い」という答えを出してしまった事なんですよね。
 
触覚で言えば、肌から入ってきた刺激に対して、筋肉が反応し、力んでしまった状況と似ているんです。
 
目に映ったもの、それをありのまま、まず、認めたい。
そのために必要なものはなんだろう・・・?
 
あれこれ考えていると、これまで工夫して見つけてきたいろんな術理が思い出されてきます。
その一つが、目の動きそのものをギュッと止めるというもの。
目を見開いて、怖いと言う気持ちの出てくる眼球をまぶたで止めるんです(笑)
もう、なんでも、ありです。ただし、あまり、実験稽古は見せたくありません(笑)
 
 
 
そんな事をしてみると、すこし、変わるんです。
新しい製品を作る時の研究と同じですよね、色々やるんです。
色々試して見ると、当然、結果が変わるんです。
その中にはたくさんの失敗があります。
でもその失敗がたくさんあるから、これは使えそうだ・・・ってのも出てくるんです。
 
まだ、はっきりとは使いこなせないですが、ちょっと、この目の「一番最初」というものがつかめそうな気がしてきました。
一応、頭の中ではこれが使いこなせれば、心を揺らさない、かっこいい自分に一歩近づけます(笑)
 
 
 
一応、覚書でした。
では。

【リアルタイム】速く動かすのではなく、速く動くって経験を。

久しぶりにリアルタイムに感じたこと、見つけたことを書いていこうって思いました。
最近の日誌もほぼ毎日更新なんだけど、それでも、ほんの30分前に気づいた事ってのも、書いておくのも面白いかなぁ、と思いまして。
 
 
 
最近は拳に意識を封じこめて動く、って事を意識して動いてるってのは、何度も日誌で書いてます。
拳に意識をいれなきゃいけないってのは、気づいたら、体幹へと戻ってくるから。
重い身体がブレーキになるんです。
 
 
 
子供たちに突きの練習を指導していて、あまりにも遠慮がちな動きに参ってしまい、もっと派手にいこう、と左右の手を振り回してみようぜ!と持ちかけました。
戸惑っていた子供たちも、見本を見せる私の動きを見よう見まねでだんだんと大きな動きになって、まずは一安心。
 
ただ、この動きがなんと、私にとって、とっても良い練習になっていたみたいなんです。
それは、左右の手を振り回す事で、自然と連動の動きが良くなってきて、だんだんと自然に受け入れられるようになって来たんでしょうね。
片手だけを動かしていたときとは全く違う速さが生まれてました。
遠回りの突きでも、回ることで勢いが生まれて、それがエネルギーになるんです。
急がば回れって本当です(笑)。
 
 
 
実は、今、書きたいのは、この先の話。
手首足首〜って体操しますよね。
ぶらぶら手足を振るじゃないですか。
あの動きって普段、自分の「体から」手首をみますよね。
でも、さっき、突然、「あっ、俺、今、手首だ!」って感じたんです。
 
どう言うことかと言えば、手首がぶらぶらしている時、その動いている瞬間、ずっと、移動している感じがするんです。
身体から見ているときには、止まっている自分が動いている手首をみているんです。
でも、手首になってみると、常に、動き続けている自分を感じられるんです。
 
 
 
なんだ、これ・・・ってじぃ〜っと考えてみても、答えが見つからないんで、思っていること、全部、書いてしまえ、と思った次第です(笑)。
 
 
 
手首が動いていても、その一点だけは止まっています。
そして、振り回されている五本の指は暴れているにも関わらず、手のひらの一点を邪魔しないんです。
そして邪魔をされないって事がこの手のひらをどんどんと速さを増していくみたいなんです。
 
 
 
速く動きたい。
 
 
きっと、武道家、スポーツマンなら誰もが求めていることだと思います。
速く動くためにトレーニング、練習しますよね。
でも、違うかもしれない・・・。
もう、私たちの身体って、速く動くようになってるんです。
それを動かそうとすると、どこかで力が衝突しちゃうのかも。
結果的に、本来持っている速さは出てきません。
 
速く動かそうとするんじゃなくって、速く動くんだ、っていう経験が必要なのかもしれません。
その橋渡しをしてくれたのが、左右の手を振り回す突きだったのかな。
 
 
 
というわけで、今、感じている事そのままでした。

【リアルタイム】太刀さばき

 

 

 

このところの動きのまとめをしておきますね。

 

 

相手が上段から刀をふりおろしてきます。

こんな気配のバンバンでた遊びのような刀も怖さをなくして、楽しくさばくのって意外と難しいんです。

 

 

特に長年武道の経験のある人は・・・。

 

 

 

なぜなら、難しいということを「知っている」から。

それも「肌で感じて」です。

 

 

 

無意識の中で速く逃げなきゃ、動かなきゃ、と「つい」出てきてしまいます。

 

 

 

今回の発見は「膝」です。

みんな当たり前のように膝を使っていますが、その使い方が間違っているかもしれません。

間違った膝の使い方がだからこそ、動けなかったのです。

膝頭にしっかりと体重を乗せてみると、体幹部に動きが出てきます。

 

 

 

この時の動きは体幹部のインナーマッスルとか、まったく意識しません。むしろ、体という塊のままで動きが生まれるのです。

 

 

 

刀をさばくとき、頭だけをよければ良いってものではありません。

ルールで守られているわけではありませんから。

全部、自分の大切な体です。

そこで、全部一斉に動いている事を簡単に実感できる動きが見つかったので、教えます^^

  

 

 

 

刀はまっすぐ降りてきます。

怖いです。

その怖いという意識は上下の方向に現れるので、反射的に首が縮こまり、腰が捩れバランスがくずれるの。

 

 

 

腰が捩れるのは、動かしやすいところが腰だから。

腰に頼りすぎているんだよね、日本人は。

そういうことも今回、膝を感じられるようになって、わかりました。

 

 

 

怖いというのを何とかしなくてはいけないのだけど、怖いものは怖いです。

だから、僕も20年、できずにいたんです。

怖いと思うな、で、怖さが抜けられるんであれば、なんの問題もないはず。

このあたりが教えはわかっても体現できないジレンマそのものですね。

 

 

 

武術はそのジレンマを取っているためのものです。

知ってはいるけどできないぞ!ってのを子供のように追及していきます。

 

 

 

膝に乗るいう動きですが、膝の関節を曲げるんですが、真ん中の曲がっているところから、下の部分に体重を乗せます。

膝頭ですね。

 

 

普通に膝を曲げると、関節の上の部分に力がたまります。

だんだん痛くなってくるでしょ?

とにかく膝を突き刺すつもりで、使ってください。

 

 

 

この突き刺した膝がコンパスの針の方です。

もちろん、反対側の膝が鉛筆です。

コンパスを使うときには軸の部分は突き刺したまま、くるりと使って円を書きますよね。

それと同じ要領です。 

 

 

 

鉛筆のほうも、接しているほうも圧力を変えずにくるりです。

これがまさに、すり足、なのかもしれません。

 

 

 

くるりと回ってみると、突き刺した膝とは反対の場所に、体全体が移動しているのがわかりますか?

 

 

 

意識して体を動かそうとすると、腰が動きます。

もっともっとを求めてインナーマッスルまでいくと、もう、なにをどうコントロールして良いのかわからなくなります(笑)

 

 

 

そんな面倒なことをしなくても、膝に任せてあげれば、この体は動くんです。

この時、自分の無意識に自分は動ける、というものが生まれます。

 

 

 

 

もういちど、膝を意識して動画をご覧下さい。

モデルをして頂いた男性にもこの直前に数分、それを伝えただけですから^^

ブレスレッドとネックレス

このところ、ずっと、首が痛いです。
原因は不明。枕に頭を落としても、どうにも、合わない感じです。
なにか悪い事したのかな・・・。
 
 
 
ふと、こんな事を思いつきました。
 
 
もしかしたら、今感じている重さ、ストレスを首はずっと、受け続けてきたのかもしれない・・・。
 
 
つまり、ようやく、この首にかかっていた無意識の圧力に気づいたのかもしれない、と。
そう考えてみると、不思議とこの痛さが嫌ではなくなってきました。
これまで頑張り続けてきた首になにか出来る事はないかな、と考えるようになったのです。
 
 
 
痛いからなんとかしたい、という気持ちと、これまで気にしなくてスマン、というのは気持ちの方向としては真逆です。
 
 
意識にも方向があるんだな、と改めてはっきりと分かりました。
 
 
さて、そういう意識でなにか出来る事はないかと探してみると、いいものを発見。
 
 
ブレスレッド&ネックレスです。
 
特別なにか力を持っているものではなく、普通にドコででも手に入るようなもの。
それをつけていると、首の違和感がすぅ~と取れていくのです。
 
 
 
取れていく、というのは表現がよくないかもしれません。
痛いところに気持ちのフォーカスをあわせずにすむので、楽になるんです。
 
 
 
なぜ、こんな事になるのかと言えば、それは稽古で確認済み。
以前、「興味の力」として、稽古したものです。
 
 
 
単純な「木片」を手にしているだけで、いい動きになる場合がある、と分かったから不思議です。
なぜかといえば、人にはそれぞれ「意識」があり、自分にとって「興味の出る」ものに意識は向かうのです。
 
 
 
この時、意識は同時に二つ以上には向けることが出来ないんでしょう。
目の前の「嫌な相手」から意識をそらすために、自分の手に「興味のある相性のいい物」を持ってみると、嫌な相手を過剰に意識しなくてもすみます。
自然体、な感じという言葉が合いそうです。
 
 
 
それが、痛みに対しても有効だった、それを思い出しました。
 
 
ともかく、痛みは感度を上げるためには必要なものかもしれない、と少し前向きに痛みと付き合えるようになりました。

【リアルタイム】にわか蛇拳

30代、40代の男性のヒーローだったジャッキーチェン。
彼の映画に「蛇拳」があります。覚えていますよね、もちろん!
蛇に見立てた腕をウネウネと動かし、真似をして遊んだ経験は私だけではないはずです。
あの独特な戦い方。
当時、まだ、リアル格闘技ブームは来ていなかったはずですが、それでも、2本ある腕をわざわざ1本にして戦うのは無理がありました。
いざケンカで「蛇拳」を使う人など、誰もいませんでした(笑)
(もし、今、蛇拳を修行している方がいればごめんなさい!)
「普通に」考えて効率が悪いんですよね。
2本あるんですから・・・。
それが・・・、まさか、この歳になって、蛇拳の有効性に気がつくとは!
今、こうして言葉にするわけですから、「本気」です(笑)。
もし、今、この瞬間、トラブルに巻き込まれ、戦う必要性が生まれたならば、「にわか蛇拳」の構えで戦うつもりですもん。
 
 
 
いったい、なにが有効かと言えば、全く、バランスが崩れないんです。
肘下に置いた手がバランスをとってくれているみたいなんですが、まるで、自分が右手の前腕だけになったかのようです。
どんなに暴れるように、大きく動いても、不思議と、身体が捻れません。
 
 
 
昔、甲野先生が「一足立」という術理を作りました。
両足で行うよりも、片足の方がいい場合がある、という事で驚かされましたが、それに「似ている」かもしれません。
しかし、考えてみれば、日本の剣術は両手持ち。
1本の刀をわざわざ両手で持ちます。
それも、なにかつながりがありそうです。
 
 
 
なにはともあれ、楽しく稽古できて、幸せです。