リアルタイム報告

【リアルタイム】転がる受身から弾む受身

胸のボールが揺れるようにすると体の中から動きのスタートを作り出す事が出来ます。体の中から始まった力を指先へと伝わせる事が「技」を行う時には必要なんですが、なかなか「ロスなく」指先にまでは届きません。
 
肘をついて、考え事をしていた時、ふと、胸のボールが転がって、身体が震えだしました。ちょうど、寒気がブルブルっと出てきた感じです。あと、貧乏ゆすりってのでもいいかな、そんな感じです。
 
あれ!?、体の奥から生まれた力が指先まで届いてる!というのを感じました。まぁ、いつもよりも動きがいい、って事です。なんでだろう・・・と考えてみると、肘が机について、固定されているからかもしれない、そう思いつきました。

なぜ、肘が固定されていると、動きが通っていくんだろうか?思いついたのは、こんな事です。水面に石を投げ入れます。波紋がすぅ~っと拡がっていきます。でも、水面がすでに揺れていたらどうでしょうか?せっかく作り出した波も打ち消されてしまうかもしれません。
 
 
体を揺らしながら、手足をきつく、折りたたんでみると、一塊の物体が揺れているみたいです。風邪をひいて、うずくまっている時みたいです。この動きを活用すると、起き上がる時の速さが全然違います。転がりながら滑らかに立ち上がるのではなく、ボンッ!と弾みながら一気に立ち上がる事ができます。これまでとは全然、受身の形が違ってきてしまうんですよね。
これも、研究材料です。

【リアルタイム】浮遊感を得る方法

Jump_3 上腕の工夫から肘先と膝先を使わないようにする事が「働きのある動き」への近道だ!と工夫をし始めて2ヶ月ぐらいかな。最初、上腕でしか分からなかった事が、太ももにも同じような働きがある事に気づいて、なにができるかをワクワクしながら研究してきました。
 
脚、太ももの感覚が敏感になってきて、すねをかじる、手足に纏わりつく、という言葉が身を持って感じられるようになりました。より、体幹部に近い部分を見続けて行きたい、と意識をしてきて、徐々に、太ももで「歩く」という動作ができるようになりました。
 
歩く事ができれば、飛び上がる事も出来るようになります。そこで、気づいたのが「うさぎ跳び」です。いつの頃だったか、うさぎ跳びは身体に悪い、という事を言われるようになりました。でも、どうやら身体に悪い跳び方と、そうでない跳び方があるみたいです。それがいつのまにか、うさぎ跳びは身体に悪い、という事が定着してしまったみたいです。
 
 
 
肘先と膝先はどうも、動きに連動性があるみたいで。膝先でぴょんと跳ぶ時、自然と肘先にも力が入ってしまうみたいです。それが太ももを意識してみると、今度は上腕がより、軽く動いていく気がします。
 
・・・というところが今もっている感覚を説明したものです。その動きの変化がこの画像です。85キロのこの身体がビュッと飛び上がれるんです。いやぁ、楽しい。こういうのを学生時代に知っておければなぁ・・・とも思いますが、今、この歳で動きが変わっていくのは歳を取るって事がマイナスとはとてもじゃないけど、信じらないんだけどなぁ。

【リアルタイム】次元を落とすとどうなる

胸に野球ボールぐらいのかたまりを意識できるようになって、動きが変わったのが先週。たった、一週間でずいぶんと動きが滑らかになりました。この原因は「人型」から「ボール」へと変わったからだと思いますが、なかなかその感覚を自分の中に作り出すのは簡単ではないようです。
 
ただ、頭ではわかるんです。丸いものは転がりますからね、そのままです。
あらゆる知識がこの点を問題にしているはずです。分かっているけど、自分が、この身体で表現できないジレンマがあります。そのジレンマはなにも知らなかった時よりも辛かったりしますね。
 
頭は考えるもの、身体は経験するものです。
このボールが滑らかに転がるってのを身体で経験するためにはボールを触って遊んでみるのが一番です。最近、ボールを使って遊びましたか?
 
便利ではなかった時代、重いものを移動するのにコロを敷いたり、坂道を使ったりして、丸さを最大限に使って仕事をしたはず。コマを廻して遊ぶ時も、どうしたらキレイに廻るか、廻せるかを工夫したはずです。でも、今は電動、自動ですからねぇ・・・。上手にやれなくても、アクセルを踏み込めば進んでいきますからね。
 
ビー玉を上から手のひらで押さえてコロコロ転がしてみると、手のひらに滑らかさを感じる事ができます。これ、なんでかな?と考えてみた時に、上下の方向の可能性をなくしているからかな?って感じたんです。ボールが転がるのは平面上です。上下の可能性がないからこそ、加わった力が平面方向へと流れて行きます。止まらないんですね。
 
 
 
次元を一つ落とすと、楽になる、そういう事かもしれません。
相手に襲われるってのは「3次元」の動きです。その動きを「2次元」に落とす事が出来たのがこの玉を転がす術理にあったのかな?と考えたんです。どうなんでしょうね。
 
そして、もう一つ。3次元までは良く分かります。では、4次元は・・・。4次元を3次元に落とし込む事ができれば、3次元を自由自在に操れるようになってしまうかも・・・とニヤリとしました(笑)。

【リアルタイム】刀と心臓

前回、刀と竹刀の構造の違いを甲野先生が実演を交えて解説してくれました。立派な理論を説明をしてくれる人はたくさんいます。でも、そこにちゃんと目に見える形で機能を感じさせてくれる人はそんなにいません。おかげで、左右非対称だからこそ、速さが生まれ、コントロールもしやすいのだ、という事がある、とわかりました。
 
今日、豊橋の稽古で心臓の話をしました。心臓は丸くて、その心臓を「自分」と意識してみると、自分が「丸」という実感を得られるのです。丸い自分であれば、前へ進むときに、足を使うことができません。ないのですから、当たり前ですが・・・。
 
武術の構えに半身というのがあります。自分である心臓はぴったり真ん中にあるわけではありません。そのズレがあるんですよねぇ・・・と言ったところ、甲野先生の稽古にも出られた受講生の方が刀とおんなじですね、と教えてくれたのです。
 
そう言われて、あぁなるほど~と改めてこの体の不思議さを感じました。なかなか心臓が自分でだからこそ丸い自分が現れる、というのをうまく説明することが出来ません。ただ、前腕を使わずに上腕を使う、膝下を使わず太ももを使う、事を考えていくと、ダルマのような自分が出てきます。これを手がかりに行けば、もっと丸くなりたい、って思う人も出てくるかなぁ、と期待しています。

【リアルタイム】心臓の観方

心臓の観方、見つけ方ですが、考えてみると心臓に負担をかけなにかをする事が本当に少なくなっている事に驚きます。

肉体労働は機械が代わりにしてくれるようになりましたから、身体は使いません。

ドキドキする事も、共有する知識が増えてきたおかげで、予測することができるようになりました。

最小限の労力で最大限の効果をだすためにたくさんの努力をしているんですよね。

 

しかし、そのドキドキの経験がなくなったことで、自分の中の心臓に気付くチャンスが減っているとすると・・・ちょっと怖くないでしょうか?

 

そこで、胸に手を当て、じっと、その身体の中にあるであろう、心臓に意識を向けます。方法は何でもかまいません。意識をそこに向けてあげるだけでいいと思います。もし、わからない、というのであれば、きっと、その不安から心臓がドキドキしてくるんじゃないでしょうか(笑)。

 

最近、夜眠る前に、じっと自分の心臓に意識を向けるようにしています。なぜ眠る前かって?それはお昼には気が散ってしまって、ぜんぜん内側に目を向けれないからです(笑)。それぐらい、いい加減でいいんじゃないでしょうか。楽しくやりましょう^^