稽古日誌

根をはる生き方をしたい

このメルマガは今日配信したものですが、システムの不具合で不達や重複が起こってしまいました。ご迷惑をお掛けいたしました。申し訳ありません。

—-以下本文です。—-

こんにちは。
みなさん、お盆休みは始まりましたか?
今年3月の頃はこの「夏」の事まで考えられませんでしたね。
自信による不安だったとはいえ、あの「瞬間」は皆、「今の今」を生きていたように思います。
 
さて、この「今」はいかがでしょうか?
あの地震が無ければ・・・と「過去」に生きていたり、これからやってくる得体の知れない不安を怖れて「未来」に生きてませんか?
武術は「今の今」をこの身体で確かめさせてくれるものです。
最初、この言葉を聞いたときにはさっぱり、分かりませんでしたが、身体の感覚が高まってくるにつれて、これが「今」かな?と感じられるようになりました。

ただ、これが「今」かな?と考えた瞬間、もう、それは過去であり、未来なんですけど(笑)。
考えちゃてちゃ、遅いんですよね。

様々な事に対して間に合うかどうか、と考えてみると、武術ほど役に立つ勉強法は無いと思います。
特に、私達はその武術を理想の教えだけで学ぶのではなく、実際に甲野先生という、今を生きるお手本を通して学ぶ事が出来ます。改めて、自分が今、生きているこの環境が恵まれている事を嬉しく思います。

さて、最近の技の展開ですが、「心臓を転がす」ように・・・という所まではブログやツイッターを通して言葉にしてきました。ただ、「ハート」ですからね、そこにあり、ドキドキしているのを感じる事ができても、これを「転がす」となると、頭に「?」をつけてしまう人が続出しました(笑)。

この「心臓」からいったい、どんな展開が待っているんだろう?とそれこそ、ドキドキしていたわけですが、先月初めに甲野先生が来られまして、そこで最近いつも言われている「指の使い方」について、ようやく、自分なりに実感があり、大きく動きと感覚が変わってきました。
内臓である心臓へ意識が言った事で、身体を一巡りしたんでしょうか?改めて、また、「指先」に興味が移ってきたとは驚きです。
 
 
 
実は、この仕事を始めるようになって、一番最初に「コツ」として伝えたのが「指に力をいれる」という事でした。合掌をして力をぶつけ、はがすようにすると、アーチができます。その形が外からくる力を吸収してくれるのです。

「指」という事でみんな、入りやすかったのか、ちょっとした事で動きが変わる、というのを体験してくれました。そこからどんどん、身体の奥へ奥へと感覚を探っていったわけです。本当に一巡りしたのかもしれません。

この「指」の力ですが、手から始まり、足にも使えることがわかり、今、足指に力を入れて固め、その指先を地面に突き刺すように使っています。
言葉だけを聞くと、きつく思えるかもしれませんが、実感がわかりやすいので、今のところ好感触です。
 

ただ、その好感触の原因は考え方にあるのかもしれません。
足指を突き刺し、この身体の力を地面の下へと流していくと、そこに「根」がはやしたような気持ちになります。動けないにも関らず、「安心」するんです。足指は動きませんが、その足指からの上の部分がとても「リラックス」して、動きが軽くなります。

どうしたらもっと、軽く、気持ちよく動けるのだろう?と問いを持ってきましたが、その答えがまさか、「動かない事」だったとは面白いです。映画さながらのワクワク感があります(笑)。

考えてみると、日本語にはこの「根」を使った言葉がいくつもあります。そこに「根」をはり、生きていく。その強さは根が無い人間には想像もつかないかもしれません。しかし、その「根」は私達の普通の目には見えません。しかし、誰の目にも、一生懸命そこで頑張っている人は輝いて見えるはずです。

あらためて、この身体と心の関係、感覚を一生の仕事として、「楽しく」伝えていこうと心に決め、今、この場にタネを植えて、根を伸ばして行こうと決めました。
よろしくお願いします。

※※※稽古会、講座のご案内※※※
【名古屋】
   ・初心者稽古会 8/20(土) 14:00~
   http://www.karadalab.com/modules/eguide/event.php?eid=112&sub=1598
   
   ・定例稽古会 8/20(土) 14:00~
   http://www.karadalab.com/modules/eguide/event.php?eid=198&sub=1599
   
   ・【新】真逆の成功法則~クリエイティブリレーションシップ編 Ⅰ
    8/20(土) 18:30~ 中村区 アクテノンにて
    http://www.karadalab.com/modules/eguide/event.php?eid=206
  

【浜松】
   ・浜松フォローアップ講座(定例稽古)8/21(土) 10:00~
   http://www.karadalab.com/modules/eguide/event.php?eid=207

   ・初心者稽古会 8/21(土) 13:00~
   http://www.karadalab.com/modules/eguide/event.php?eid=200&sub=1636

【掛川】
   掛川市役所での講座ではお世話になりました。
   
   ・掛川フォローアップ講座(定例稽古)8/21(土)、8/24(水) 19:00~
   http://www.karadalab.com/modules/eguide/event.php?eid=208&sub=1638

新しく、武術の感覚を人間関係に生かして考えよう、という取り組みも始めました。
もともと私自身がコミュニケーションに対してコンプレックスを持っていたわけですが、武術を知る事で、180度の考え方を持つことが出来、楽に生きる事が出来るようになった事がきっかけです。

一体、自分になにができるんだろう?
そんな事をずっと考えています。
このメールでご縁をつながせてもらっている方々には特に、なにか力になれれば・・・と思っています。
もし、施設や仕事場などへ、この古武術を通しての楽しいカラダを伝えさせてくれる機会を作ってくださるならば、ぜひ、お声をかけてください。このメールで見た、といっていただければ、謝礼はいくらでも構いません。(さすがに表にはかけませんけど・・・)

甲野先生から受けた恩をどう、つなげていくのか・・・この厳しい時代だからこそ余計に動かなくては・・・と思うしだいです。

長くなってしまいました。
失礼致します。

カラダラボ 山口 潤

それぞれお問合せや申し込みは山口までどうぞ。
これまでご縁のありました方にメールを出させていただいていますが、
今後のお知らせが不必要な方はお手数ですが、ご連絡下さい。

いつも、心温かいお返事を頂いて、元気をもらっています。
この場を借りて、お礼を言わせてください。ありがとうございます。

カラダラボ 山口 潤
090-5606-5648
ホームページ http://www.karadalab.com/

http://karadalab.cocolog-nifty.com/

jun@karadalab.com

【宇宙の法則】受け入れる

受け入れる、という言葉があります。
自分の身に起こった出来事、状況を受け入れるという事です。
偶然、アクシデントはない、という事もよく聞く言葉です。偶然はない、という事ですね。
そうだ、偶然はないんだ!と思っても、怖いものは怖かったりしますから、不思議です。
頭でわかっている事と、身体が信じている事が違うのかもしれません。
 
受け入れる、とはその状況を身体がどう受け止めるのかだと思います。
身体を見てみると、受け入れているのか、受け入れていないのか、が見えてきます。
いや、身体を見なければわからないと思います。
いくら、自分が受け入れている、といっても、肩に力が入り、身体がガチガチではその意味は正反対になりますね。
 
なかなか日常生活の中ではそれを試すのは難しいですよね。だからこそ、武術の型があります。目の前に襲ってくる敵を出してみて、本当に自分がその状況を受け入れて、固まらないで済むのか、試すんです。この平和な時代だからこそ、必要な事だと思います。

運命の歯車を感じる

日曜日は地元名古屋で行われているCOP10に出かけました、子供を3人引き連れてです。
もちろん、目的はミツバチたすけ隊です。
前日、代表である、久志冨士男先生も含めたたすけ隊のメンバーの方々と懇親会に参加させてもらい、その熱意と楽しさを身近に感じました。
こんな楽しい人たちが一生懸命頑張っているのに、自分はなぁ・・・と思いましたが、そこは「職業・オレ」です。
自分に出来る事をもっと追求していこう、というエネルギーに変えさせていただきました。

というわけで、とにかくブースとイベント(日曜日はライブ&ミツバチトークがありました)に参加しようと思ったのです。
子供達は早々と自分の世界に戻り、イベントの横にある公園を走り回っていました。
みんな無邪気なまま大人になれば、自然も壊れることはなかっただろうに・・・でも、文化や文明も止まっちまうだろうなぁ・・・。

色々アタマに浮かんでくるものがあります。
私達はこの時代に生きている以上、被害者であり、加害者なんです。
環境問題には限りませんが、視点を拡げて考えていくと、どちらにも属してしまうのが人間だと思っています。
その矛盾が生まれるからこそ、誰にとっても幸せな答えにはたどりつかないんでしょう。

解決してくれるのは誰か?
それが時間であり、自然ですね。
人のアタマで考えた力では解決されません。
なにかが解決されたときには必ず、信じられないような偶然が重なっていますよね。

自分に出来ることはなんだろう、それを一人一人が考え、生きていくしかないと思っています。
私にとってそれを後押ししてくれる方法が武道であり、武術なのです。
人によってはそれが仕事であり、スポーツであり、芸術、音楽になるんでしょう。
自分が興味を持てるものといかに出会うか・・・これは運の問題なんでしょうか?

このCOP10に参加した日曜日、私にとって、大変な事が起きました。
その日の夜に開催する予定だった講座ですが、日にちだけを軽く決めただけだったんですが、その後場所や時間の連絡もないので、延期と思い込んでしまっていたんですね。
それがなんと、開催する、という話じゃないですか!
仕事をくれた人も忘れてた~、なんていう具合だったのが救われていますが、参加者にとっては笑える話ではありません!!

なんの準備もせず、子供をつれて外にいる事を考えると、支度をして、会場まで、どう考えても間に合いません。それでも、やれる事を・・・と思い、とにかく家へと向かいました。
カバンに荷物を詰め、車に飛び乗り、会場へのルートを考えます。

ルートは3本。
下道を行くか、東名高速をつかうか、名古屋高速か・・・
これだ!というのがないんです。

しかも当日は雨、夕方のラッシュ、渋滞も読めません。
講座の中で良くお話しますが、カラダは勝手に緊張し、ココロに不安を作らせるのです。
こういう時に、アタマではリラックス、なるようになるさ、と分かりますが、それはカラダにはなかなか届きません。こういう事が起こるからこそ、ネガティブな状況で自分の運転する技術、経験が必要だなぁ、と感じました。

それでも、目的は一つです。
途中渋滞もあり、信号では止まらなくてはいけません。
刻々と時間は過ぎていきます・・・。

そして、到着。
この時、なんとぴったり6時でした。
今、考えてもできすぎた話です。
自分だけの問題なら分かりますが、そうではないんですよね。
ピタッと歯車が全部かみ合っている瞬間というのを感じました。

もちろん、ただの偶然、という見方があります。
でも、自分の中でアイデアを膨らませる材料には十分なんですね。
答えが出ない問題だという事は分かっています。
でも、その問いに対して、自分なりの答えを出すことは出来ますし、出していかなくては自分の人生に責任を取ることが出来ません。
楽しく、納得して生きて生きたいじゃないですか^^

この講座、おまけがありまして、当日、古武術の講座をすることすら知らない人もいたんです。
本当に忘れていたんですね(笑)
そもそもこの件を確認しようと思い立ったのも偶然でした。
お互いにとって信じられない山ほどの偶然が重なっていたんですねぇ。

こんな奇跡的な瞬間を感じられて、興奮していたのか、楽しく、集中してお話をし、技を体験して頂きました。
終わってみれば、全部、楽しい思い出になってしまっています。

そして、さらに、同じ様に、この歯車を体験している人がいる事をしって、さらにびっくり。
なかなかシンクロしています(笑)

なんかあるんだな、世の中は。
無味乾燥した、楽しくない世界じゃないですよ!
これからも自分なりの楽しさを見つけ、ぜひ周りの人にその楽しさを伝えて行こうと思います。
ぜひ、皆さんも、自分の感じた明るい今と未来を周りの大切な人たちに拡げていってください^^

職業、私

甲野先生を招いての名古屋稽古会終わりました。
今、午前4時です。
大きなものを貰いすぎてしまったせいか、目がさえて眠れません(笑)

名古屋にしては久しぶりの講座だったのか、大勢の方に参加していただきました。
懇親会も40名近くの大宴会になり楽しかったです!!
申し込みに間に合わなかった方もいますが、すいません。
次回もまたあると思いますので、ぜひ、次のチャンスをお待ち下さい。

今回甲野先生をお迎えするにあたり、どうも、僕は悩みに呑まれていたみたいでした。
「みたい」というのは、それほど自覚がなかったから。
でも、お会いして、動きを体験し、お話を聞き、色々うかがっている途中、さぁ~っと目の前が開ける感じがしたんです。
その時、あぁ、今自分は悩んでいたんだぁ・・・と気づきました。鈍いですね(笑)

もし、この「気づかない悩み」がずっと続いていたかと思うとぞっとします。
知らず知らずの間に不安や恐れが出てきて、つい、弱気になってしまっていたかもしれませんし。
それがある言葉を聞いた瞬間、あぁ、そうかぁ!って思ったんですね。

もしかしたらこの言葉はみんなにも元気をくれるかもしれません。

今、こうしてたくさんの場所でカラダの楽しさ、不思議さを伝える経験をさせていただいています。
こんなこと仕事になるんだろうか・・・と始めた事も気がつけば、なんとかなってきました。
無我夢中でやってきたところに、少し、余裕が生まれたのかもしれません。

「自分は何屋なんだろう?」と。

もちろん、ある面では少林寺拳法の先生ですから武道家なのかもしれません。
でも、文化センターなどで実際に「戦い」を教えているわけではありません。
むしろ、この時代にどう楽しく過ごすことができるんだろうね、と一緒に考えているぐらいです。
もちろん、古武術介護の先生でも、スポーツの先生でもありません。
知っている技はいくらでも教えますが、それだけではないんです。

自分が伝えたいのはなんだろう?
幸せってなんだろう?って考えているから「幸師」?でもそんな言葉も職業もありません(笑)

自分が変わっていける事自体が楽しいですから、特定の「なにか」を見つけられずにいるのかも知れません。

それが今日、甲野先生とのお話の中で「職業、山口潤」というヒントを頂きました。

そうです、甲野先生はまさに、職業、甲野善紀なんです。
そして、甲野先生の周りにいる稀有な方たちもそう。
職業、私、っていう人ばかりです。

甲野先生に出会い、カラダを通して気づいてきたことは、このカラダ、この自分がいかに可能性をもった存在なんだ、という事です。
その自分こそが、一番伝えなきゃいけないし、伝えるべきものなんだ、と気づきました。

職業、私、という事ですが、自分がとってもすごいからそれで行こう!ではないんです。
マイナスも含めて私でいい、と思えた事がなによりほっとしました。
自分でも不思議なんですが、どうも、自己評価がかなり低いんです。
どんなに周りで評価をして頂いても、これぐらいでは・・・とつい、考えてしまいます。
その変な癖も含めて「私」なわけです。

カラダの感覚を学んでいると、そんな自分でも「今、この瞬間」、楽しく生きることは十分出来るわけですから、誰かの力にはなれるだろう、と思えてきました。
つい、いいところをみせよう、なんて弱い心も全部、自分です。
これからは勇気をもって、職業、山口潤を貫いて行こうと思います(笑)

僕の講座では伝えるべき基本はありません。
だからカリキュラムがないんです。(あまり理解されませんが(笑))
なぁんだ、今の自分でもいいじゃん!そう思ってくれることがなにより嬉しいんです。
そして、いつか、みんなが職業、私、で生きるっていうシンプルな事を一緒に楽しめたらいいなぁ、と思いました。

今日の稽古会を支えてくれた皆さん、ありがとうございました。
お礼もそのままに解散、となってしまいましたが、皆さんがいなければ楽しい名古屋稽古会にはなりません。
また、一杯やりましょう。

ポジティブシンキングなんてできない

「マニュアル」でも「教え」でもいいんだけど、
わかってるんだけど、できない、という問題がある。
人生を生きるマニュアルなんか特にそう。

ポジティブに考え、行動しよう!

よく言われるし、実際、凹んで弱音を吐いてばかりいる友人や家族がいたら、
頑張れよ!って声をかけるはず。
でも、考えてみたら、それが出来ないから困っているわけで・・・、
言われている側は大変かもしれない。

タバコが値上げになって10日間。
分かっちゃいるけどやめられない、らしい。
禁煙率ってすごく悪いんだそうだ。
中毒だからね。

こういう事を非難できる人っているのかなぁ?
僕はタバコも吸わないし、酒も弱いので、どっちもこの世からなくなっても困らないけど、
中毒のものがある。
お腹が空くと、食べ過ぎちゃうのだ。
まぁ、甘いものが特に・・・というわけではないけど、
女性であれば、デザートは別バラという人も多いはず。

自分がいらない、と思っているものならいくらでもやめられる。
でも、中毒が出ているものをやめるのっては苦労するだろうなぁ、と思う。
それを一言、意志が弱い~と言っちゃうのは可哀想だなぁ。

実は、みんな気がつかない間にたくさんの中毒を持っている。
気がついていないだけ。
考え方もある意味、中毒みたいなもんだから。
ポジティブシンキングに対してネガティブシンキング。
この世の中、やっぱり心配や不安が先に来ると思う。
まぁ、中にはちょっとは心配しろよ、ってのもいるかもしれないけど(笑)

とにかく教えでは明るく楽しく、ありがとう、と生きなさい、と多くの教えは教えている。
色んなものは後からついてくるからさぁ・・・、と。

でも、実際には最初の一歩を思い切って踏み出してみても、徐々に心配の芽がでてくる。
禁煙やダイエットと同じだよね。
こういうのを「現実問題」と言います。

言いっぱなしの教えって多い。
というか、教えは脈々と残っていくものだから、そういうものなんだと思う。

ただ、信じてみよう、と思ってみても、信じられないのが人間。
武術の稽古はこの「現実問題」から解決する方法が学べる。

どんなにいい事、いい言葉を並べてみても、しっかり抑えられた手が上がらない、
そんな状態では、全然ダメだと思う。
ほんの少しの体へのストレスでなくなっちゃう自由では意味がない。
この時代の荒波の中では生きていくのはツライよね。
だからポジティブシンキングには問題がある、と思ってきたのだ。

それでも、今僕は各地の講座で、明るく考えようよ、といっている。
しかもしつこいくらいに(笑)
多分、初めて僕の話を聞いた人は先生はポジティブですね、と言うだろう。
でも、違うんだなぁ、だまされてます(笑)

明るく考えてみたら、上がらなかった手が上がるんだから。
そりゃ、信じるよ。
成果が出てきて、それを体で感じたんだから、どっちが大切かはっきりしている。
ただ、それは「今」自分が信じていること。
これからまたそれは、変わるかもしれない。
でも、その変わっていけるところに希望がある。

手を上げること自体には意味はない。
だって、そんな事、生活の中には出てこないもん。
一生使わない技術です。

でも、その手を上げるということには自分が現実問題をどう解決するかという事が良く現れている。
頑張ってあげようとする人はきっと、毎日の生活の中でも頑張っている。
もうダメ~、と諦めちゃう人は普段でも諦めていることが多いかもしれない。
どっちでも楽しんでそれを選択しているのならいいと思う。
でも、それで「グチ」を言っているのならそれはおかしい。
自分の中にある可能性を見ないままなんだから。

今、僕は手を上げる稽古をする時、そこから何かを学べないかと工夫をしている。
相変わらず、毎日の生活の中では新しいことばかりで困ることもあるけど、
それを「楽しんで」工夫する選択が出来るようになった。
こういう事を学校で教えてくれればいいのに・・・
10年ぐらい前にそんな事を本気で思った。

そんなきっかけを頂いたのが甲野先生。
その感動をどうにか伝えたくって今、こうして仕事にもしてしまったけど、
やっぱり実際にあってもらうのが一番だと思う。

ありがたい事に甲野先生の10/17の講座は定員いっぱい。
しっかりと楽しんでいってください。
そして、自分の生活を体を通して感じてみてください。
絶対、世界が変わります!!