ピカソ展が名古屋で開かれています。
http://k20nagoya.jp/index.htm
「芸術」に関してもなにも意見を持てなかった私ですが、
友人が早速行ってきたらしく、
面白い事を話してくれました。
「超内側」だって・・・
内側と外側と言うのは今の稽古の中でのキーワードで
自分の中にある力を感じてみた時に
出てくる感覚です。
共通の感覚として「内側」という言葉を持っているからこその
話でしたが、「超」って・・・
う~ん、見てみたい、感じてみたい^^
内側の力を認識すると、外側を捨てる事ができます。
結果として、相手に無駄に力ませなくても
技がかかるという事です。
この感覚と、ピカソがどう関係するのか・・・。
自分の中に新しい感覚が生まれる事で、
同じように見てきたものでも、
これまでとは違った感覚で捉える事が出来るみたいです。
物の見方が変わるような。価値観が変わる事ってあるな、
と今回の内側の力は教えてくれました。
同じ絵を見たとしても人それぞれ「なにを」感じているかは
違うはず。そして同じである必要はありません。
今まで音楽を聞いても絵を見ても何を感じているのか
分かりませんでした。
今ようやくカラダの中に「動く感覚」が生まれた事で、
なにかを感じる事ができるかも・・・と
希望を抱いています^^
カラダを通して自分を見つめてみると、
そこに「内側の力と外側の力」があることが分かりました。
内側の力を意識して動いてみると、
それはどんどん「元気」というものに向かっていきました。
あっているのか、間違っているのか・・・
その答えは今は分かりません。
でも「元気」に気づく前の自分と気づいた後の自分は
何か違っている気がします。
ちゃんと毎日を元気よく生きよう。
カラダに元気の感覚が残っているからこそ、
ココロが負けずに済んでいます。
子供たちが好きな事をやっている時には
みんな元気一杯楽しく動いています。
うらやましいぐらいにね。
逆にいやいややらされていると、
元気というよりも「嫌」が前へと出てきています。
この「嫌な気持ち」というのも「内側の力」なのかなぁ。
エネルギーという点では同じものとしてみる事ができそうですが・・・
鏡に向かい一生懸命練習をしている女の子がいました。
目標とする大会が近い事もあり、
鏡に映る自分の姿の「形」が気になっているようです。
ふと「一生懸命」だけど「集中」していないなぁと感じました。
目の前の自分の形が気になりすぎています。
自分が「こうしたい」と考えても実際に形になるまでの間に
時間的なギャップが生まれます。
上手にしようとすればするほどね。
座禅をしてみると「無心」になる事が難しい事が分かります。
自分でも「無心」になれた経験はありません^^
でも「集中」はする事は出来るはずです。
いろんな事を気にせずに自分の中に集中する、
これも技術ですよね。
カラダの使い方、つまり術理を稽古するというのは
自分のカラダの中に集中できるなにかを作るものなのかもしれません。
何かをしなくてはいけない、という強制ではなく、
自分がとにかくやりたい事をやる、
そんなものが自分の中にあれば鏡の前の自分に
惑わされなくなります。
形は練習をすればどんどんと整ってきます。
でも元気や真剣さは自分に集中しなければでてきません。
真剣な姿は人を感動させる力を持っています。
そういう力を持っているのだからそれを伸ばしてあげたいなぁ。
そんな話をしてみましたが、
「?」な顔をしてました(笑)
昨年一番「わかりやすい」術理はたぶん
指アーチという指、手の使い方だと思います。
指を意識的に緊張させる事で、
肩へ力が止まってしまうことを防ぎます。
その後この指アーチは「貼りつく感覚」へと移り、
それが「カカト」を踏む使い方へと育っていきました。
内側の力の使い方を意識しながらこの「指アーチ」を
行なってみるとさらに具合がいい感じです。
一度試した術理ですから、頭の抵抗はないはず、
意外に楽しく動けるかもしれませんね。
こうして答えのない世界を探し求める事が楽しいんですが・・・
伝わっていっていますか^^
連休の間、元気に遊ぶ子供たちをたくさん見かけました。
最近何度もお話していますが、
とにかく子供たちには「元気」が溢れています。
小さい子供はいつでもどこでもですし、
中学生ぐらいの子でも「好きな事」であれば
すごくいい顔、いい動きをしています。
その「力」をずっと持ちつづけていければいいのに・・・
そう思います。
私の場合、誰かと比べている中では自分の力を自覚できませんでした。
だからこそ自分にはなにも出来ない、
という思いを強く持ってしまったんですね。
そういう思いだけは持たせたくない、
自分に何が出来るんだろう・・・そう思っています。
あるテレビで女子高生を紹介していました。
カヌーに一生懸命な女の子です。楽しそうだったなぁ・・・。
その女の子のエピソードがすごい!
小学校一年生にしてトライアスロンの自転車で
「130km」を走破したそうです。
う~ん、子供の力を小さく見すぎているのは私たち大人なのでしょうか。
負けずに力一杯、元気一杯、
生きていく姿を見せていかなくては、と勉強になりました。